ヨガインストラクターの仕事内容と1日の流れ|レッスン以外にやること

ヨガインストラクターの1日の流れを紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部がヨガ資格の認定団体や養成講座の公式サイト、公的機関などの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内にヨガ資格講座への案内(広告)を含みます。

ヨガインストラクターに興味はあるけれど、実際の1日がどう流れているのかは見えにくいですよね。

結論から言うと、ヨガインストラクターの1日は「レッスンの時間」より「レッスンの前後の時間」のほうが長いことが多い仕事です。

この記事では、1本のレッスンができるまでの準備と、働き方ごとの1日の時間割を、具体的な場面を交えて紹介します。

目次

ヨガインストラクターの仕事内容は?レッスン以外にもやることがある

先に結論

ヨガインストラクターの仕事は、ポーズ(アーサナ)・呼吸法・瞑想を参加者に合わせて案内することが中心です。
ただ、受付や予約対応、クラスの企画、片付けなど、レッスン以外の仕事も1日の中に入ってきます。

『ヨガを教えるだけの仕事でしょ?』と思っている方も多いはずです。

実は、教えている時間は1日のうちの一部なんです。

ヨガを教える場所は、ヨガスタジオやフィットネスクラブ、カルチャースクール、公民館、オンラインなどさまざまです。

どこで教えるかによって、レッスン以外にやることの量が変わってきます。

主な仕事を3つに分けると

仕事の中身を「教える」「準備する」「場を回す」の3つに分けてみると、全体がつかみやすくなります。

分け方具体的な仕事主に担う人
教えるポーズ・呼吸法・瞑想の案内、声かけ、参加者の様子を見るすべてのインストラクター
準備するクラスのテーマ決め、ポーズの順番づくり、音楽選び、声かけの練習すべてのインストラクター
場を回す受付・予約対応、室内の清掃、商品の案内、事務作業スタジオ・ジムの社員やアルバイトに多い
人を集めるSNSでの発信、クラスの告知、参加者への連絡フリーランスや自主開催の人に多い

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)でも、スポーツインストラクターの仕事として、運動の指導に加えてプログラム作りや、ケガや事故を防ぐための安全指導が挙げられています。

ヨガインストラクターも同じで、「安全に終わらせる」ことまでが仕事に含まれます。

社員として働く場合の仕事の広さ

ホットヨガスタジオなどで社員として働く場合、レッスンだけでなく店舗運営全般を担当することがあります。

例えばホットヨガスタジオLAVAを運営する株式会社LAVA Internationalの採用サイトでは、フロントでのお客様対応や清掃、商品の販売、事務作業も仕事内容として案内されています。

『レッスンだけしていたい』という方は、求人を見る時に「レッスン以外の業務の範囲」を確かめておきましょう。

ヨガインストラクターという仕事の全体像は、ヨガインストラクターとは?仕事内容・なり方・資格でまとめています。

1本のレッスンができるまでの6つの工程

先に結論

1本のレッスンは「テーマ決め、シークエンス作り、声かけの準備、受付・体調確認、レッスン、片付け・振り返り」の6つの工程でできています。
慣れてくると早くなりますが、始めたばかりの頃は前半の3つに時間がかかります。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

参加者から見えるのはレッスンの時間だけですが、その前に準備の時間がしっかりあります。

1本のヨガレッスンができるまでの6つの工程を順番に並べた図解

いつ何をするかを工程表で見る

工程やること時間の目安つまずきやすい点
1 テーマ決め「肩まわりをほぐす」「呼吸を深める」など、クラスの軸を決める前日までに欲張って詰め込みすぎる
2 シークエンス作りポーズの順番と、ウォームアップからクールダウンまでの流れを組む慣れるまでは数日かけることも難しいポーズの前の準備が足りない
3 声かけの準備ポーズごとに何を言うかを決め、声に出して通しで練習する本番の前に数回説明が長くなり、動きが止まる
4 受付・体調確認参加者を迎え、その日の体調やケガの有無をたずねるレッスン開始の少し前初めての人への声かけを忘れる
5 レッスン導入、メインのポーズ、クールダウン、シャバーサナまで進める60分前後のクラスが多い時間配分がずれて最後が駆け足になる
6 片付け・振り返りマットや会場を整え、うまくいった点と直す点をメモするレッスン後すぐ振り返りを後回しにして忘れる

時間の目安は、あくまで一般的なものです。

スタジオの決まったプログラムを担当する場合は、1と2の工程が短くなることもあります。

工程1と2は「前の日まで」に終わらせる

テーマとポーズの順番は、当日に考えると焦りがちです。

『当日の朝に考えればいいかな』と思うかもしれません。ただ、前の日までに紙やスマホのメモに書き出しておくと、当日は声かけと参加者の様子に集中できます。

シークエンス作りの詳しい手順は、ヨガレッスンの組み立て方で紹介しています。

工程3の声かけは「声に出して」練習する

頭の中で考えた声かけは、口に出すと意外と長くなります。

例えばこんな言い方です。

「息を吸いながら、両手を天井へ。吐きながら、ゆっくり前へたたんでいきましょう」

このくらいの短さで、動きと呼吸をセットで伝えると、参加者が迷いません。

工程4の体調確認で何を聞く?

受付の時に、ひと言たずねるだけで安全面がぐっと変わります。

「今日、どこか痛いところや気になるところはありますか?」

妊娠中の方や持病・ケガのある方には、事前にかかりつけの医師に相談してもらうよう伝えます。

インストラクターは医療の判断をしない、という線引きを持っておくことが大事なんです。

よくある失敗

レッスン後の振り返りを「次でいいか」と流してしまうことです。
時間がたつと、どこで参加者の動きが止まったかを思い出せなくなります。
終わってすぐ、2〜3行だけでもメモしておきましょう。

ヨガインストラクターの1日の流れは?働き方別の時間割3パターン

先に結論

ヨガインストラクターの1日(一日)の流れは、働き方でかなり違います。
ここでは「スタジオに所属」「複数の場所を掛け持ち」「オンライン中心」の3つの例で見てみます。

『結局、何時から何時まで働くの?』というのが、いちばん気になるところですよね。

ここでは、よくある一例として時間割を並べます。

実際の勤務時間はスタジオや契約によって違うので、イメージをつかむための目安として見てください。

スタジオに所属して働く日

社員やアルバイトとして、1つのスタジオで働く場合の例です。

時間帯やること
朝出勤、室内の清掃、マットや備品の準備、予約の確認
午前レッスンを1本担当、終わったら受付と次のクラスの準備
昼休憩、新しい参加者への案内、事務作業
午後レッスンを1〜2本担当、合間に体験に来た方の対応
夕方〜夜仕事帰りの参加者向けのレッスン、閉店作業

job tagでも説明されているように、スポーツ施設は営業時間が夜まで続くことが多く、シフト勤務が一般的です。

早番と遅番で、1日の流れが入れ替わることもあります。

複数のスタジオやジムを掛け持ちする日

業務委託で、1レッスンごとに担当する働き方の例です。

時間帯やること
朝自分の練習、その日のクラスの声かけを見直す
午前Aスタジオでレッスン1本、片付け後に移動
昼移動しながら食事、次の会場の準備物を確認
午後フィットネスクラブでレッスン1本、公民館のクラスへ移動
夜帰宅後に振り返りのメモ、翌日の準備、SNSで告知

掛け持ちの日は、移動時間がそのまま1日の長さになります。

会場ごとに室温や広さ、参加者の層が違うので、同じクラスでも声かけを少し変える工夫が必要です。

本数や移動の組み方は、ヨガインストラクターの掛け持ち・副業で詳しく書いています。

オンラインレッスン中心の日

自宅からZoomなどで配信する場合の例です。

時間帯やること
朝配信前の練習、カメラと音声のテスト
午前朝のオンラインレッスン、終了後に参加者からの質問に返信
昼次のクラスの準備、録画の編集や整理
午後告知文の作成、予約の管理
夜仕事帰りの人向けのオンラインレッスン、振り返り

移動がないぶん、準備や連絡の時間が増えるのがオンラインの特徴です。

配信ならではの準備は、オンラインヨガインストラクターとして働くで紹介しています。

所属・掛け持ち・オンラインの3つの働き方で1日の時間の使い方を比べた図解

3つの働き方を比べると

所属で働く日の特徴
  • 1つの場所で完結し、移動がない
  • 先輩や同僚に相談しやすい
  • レッスン以外の店舗業務も多い
掛け持ち・オンラインの日の特徴
  • 移動や準備、連絡を自分で回す
  • 会場や参加者ごとに合わせる工夫が要る
  • 予定の組み方しだいで1日の長さが変わる

どちらが良い悪いではなく、自分の生活に合う形を選ぶのがいちばんです。

レッスン以外の時間にやっていること

先に結論

レッスン以外の時間は、自分の練習、学び直し、参加者との連絡、体のケアに使われます。
ここを削ると、レッスンの質がじわじわ下がってしまいます。

『レッスンがない時間は休み?』と思われがちですが、実はそうでもないんです。

教える側は、自分の練習を続けることで、ポーズの説明に説得力が出てきます。

よくある「レッスン外の仕事」チェック

レッスン外にやることの例
  • 自分のヨガの練習を続ける
  • 解剖学や哲学など、苦手な分野を学び直す
  • 新しいクラスのテーマを考えてメモしておく
  • 参加者からの質問や予約の連絡に返信する
  • 業務委託なら、請求や報酬の記録をつける
  • 体を休める日を予定に入れておく

自分の練習は「教える練習」とは別に考える

教える立場になると、レッスン中は参加者を見ていることが多く、自分はあまり動けません。

そのため、自分の練習の時間は別に確保している人が多いんです。

レッスン前にマットや道具を整え、手書きのメモでクラスの流れを確認している様子

例えば、ほかの先生のクラスに参加者として出てみるのも一つの方法です。

「この声かけは分かりやすい」「この順番だと動きやすい」と感じたことを、自分のクラス作りのヒントにできます。

お金まわりの事務も仕事のうち

業務委託やフリーランスで働く場合は、報酬の記録や請求の管理も自分で行います。

収入によっては確定申告が必要になる場合があるので、条件は国税庁の案内で確かめておきましょう。

また、令和6年(2024年)11月1日にフリーランス・事業者間取引適正化等法が施行されました。

業務委託でレッスンを受ける時は、業務の内容や報酬の額、支払期日などの取引条件が示されているかを見ておくと安心です。

補足

会社員が副業で週末だけ教える場合は、勤め先の就業規則で副業の許可や届出のルールを先に確認しておきましょう。
厚生労働省も「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表しています。

1日のスケジュールを組む時のコツ

レッスンの本数は、準備と振り返りの時間を先に確保してから決めるほうが長続きします。

始めたばかりの頃は、レッスンを入れてもらえるのがうれしくて、つい予定を詰めてしまいがちです。

ただ、準備が追いつかないまま本数を増やすと、どのクラスも同じ内容になってしまうことも。

始めたばかりの頃と慣れてきた頃で、時間の使い方は変わる

『最初からベテランの先生のように何本も教えられるのかな』と心配になる方もいますよね。

実は、1日の時間の使い方は経験とともに少しずつ変わっていきます。

時期時間がかかりやすいこと意識したいこと
教え始めの頃シークエンス作りと声かけの練習1本ごとに準備の時間をたっぷり取る
担当が固定してきた頃同じクラスの中での変化のつけ方季節や参加者に合わせてテーマを少し変える
本数が増えてきた頃移動や連絡、事務作業休む日と学び直しの時間を先に確保する

例えば、同じ曜日の同じ時間のクラスを続けて担当していると、参加者の顔ぶれが見えてきます。

「先週は腰まわりだったので、今週は肩まわりにしてみましょうか」と、前回とのつながりを意識できるようになるんです。

予定を組む時の手順

1日の予定の組み方
  1. レッスンの時間を先にカレンダーに入れる
  2. その前に準備の時間、後に振り返りの時間をつける
  3. 掛け持ちの日は、移動時間を少し多めに見ておく
  4. 週に1日は、レッスンを入れない日をつくる
  5. 1か月たったら、無理がなかったかを見直す

体のケアを予定に入れておく

ヨガを教える仕事は、自分も体を動かしながら声を出し続けます。

特にホットヨガのクラスを担当する時は、こまめな水分補給と、体調が悪い時は無理をしないことが基本です。

熱中症の予防については、環境省の「熱中症予防情報サイト」や厚生労働省の「熱中症関連情報」も参考になります。

「今日は本数を減らしてもらえますか」と早めに相談できる関係をつくっておくのも、長く続けるコツですね。

ヨガインストラクターの1日についてよくある相談

ここでは、Yahoo!知恵袋などでよく見かける相談を、ヨガインストラクターの1日に関わるものに絞って取り上げます。

参加者の汗をかいた背中や足に触れるのは抵抗がないの?

レッスン中に、インストラクターが参加者の体にそっと触れて姿勢を手助けする場面を見て、ためらいはないのかという相談です。

これは「アジャスト」と呼ばれる手助けで、多くの養成講座で学ぶ内容の一つです。

教える側にとっては、姿勢を安全に整えるための仕事の一部なので、気持ちの切り替えができている人が多いんです。

ただ、触れられるのが苦手な参加者もいます。

「手で少しサポートしてもいいですか?」とひと言たずねてから触れるのが、今はよく見られる進め方です。

毎日ホットヨガを教えるのは体にきつくない?

ホットヨガのスタジオで社員として毎日教えるのは、体への負担が大きいのでは、という相談です。

暑い部屋で何本も教えれば、疲れがたまりやすいのは自然なことです。

だからこそ、1日の本数や担当するクラスの種類(常温かホットか)を、職場と相談しながら決めることが大事になります。

負担を減らすために確かめたいこと
  • 1日に担当するホットのクラスの本数
  • 常温のクラスと組み合わせられるか
  • レッスンとレッスンの間に休める時間があるか
  • 体調が悪い日に代わりを頼める仕組みがあるか

詳しくはホットヨガインストラクターはきつい?も参考にしてみてください。

業務委託で教えていると、税金の手続きはどうなる?

ジムやスタジオから業務委託で報酬を受けていて、税金の手続きがよく分からないという相談です。

業務委託で受け取る報酬は、雇われて受け取るお給料とは扱いが違います。

収入によっては確定申告が必要になる場合があるので、国税庁の案内を見るか、税務署や税理士に相談してみてください。

1日の終わりに報酬の記録をつけておくと、申告の時期に慌てずに済みます。

これからヨガインストラクターを目指すなら

先に結論

1日の流れを見て『自分にもできそう』と感じたら、次は「教えるための学び」を始める段階です。
シークエンス作りや声かけ、安全面の配慮は、自己流の練習だけでは身につきにくい部分です。

ここまで読んで、『準備の工程、自分ひとりで覚えられるかな』と不安になった方もいるかもしれません。

ヨガインストラクターになるのに国家資格はなく、名乗るのに必須の資格もありません。

ただ、多くの人は養成講座で、ポーズの順番の組み方や声かけ、解剖学、安全への配慮を体系的に学んでから教え始めています。

学ぶ前に確かめたいこと

確かめること見るポイント
学ぶ形式対面・オンライン・通信のどれが生活に合うか
学べる内容シークエンス作り、声かけ、解剖学、哲学が入っているか
練習の機会受講生どうしで教え合う時間があるか
卒業後レッスンの開き方や働き方の相談ができるか

自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。

全米ヨガアライアンスの認定校で、教えるための基礎を体系的に学ぶ方法もあります。

OMYOGA RYT200オンライン(PR)

自宅からRYT200を目指すなら

OMYOGA(オムヨガ・株式会社ジョンスピークス運営)のRYT200オンラインは、Zoomのライブ講座と動画学習を組み合わせて、全米ヨガアライアンス認定のRYT200取得を目指す講座です。ライブに出られない日はアーカイブで受講でき、オンライン修了後に対面講座を再受講できる特典もあると案内しています。無料説明会と個別相談があります。

無料RYT200オンラインの無料説明会を見る

料金や日程、講座の内容は公式サイトでご確認ください。

学び始めるまでの流れは、ヨガインストラクターになるにはで5つのステップに分けて紹介しています。

よくある質問

ヨガインストラクターは1日に何本くらいレッスンをしますか?

働き方や職場によって大きく違います。スタジオの社員なら店舗業務と合わせて数本、掛け持ちなら移動時間しだいで本数が決まることが多いです。始めたばかりの頃は、準備と振り返りの時間を確保できる本数にしておくのがおすすめです。

レッスンの準備にはどのくらい時間がかかりますか?

新しいクラスを一から組む時は、テーマ決めからシークエンス作り、声かけの練習まで数日かけることもあります。慣れてくると短くなりますが、声に出して通しで練習する時間は残しておきましょう。

ヨガインストラクターの一日は朝が早いですか?

朝のクラスを担当する日は早くなります。逆に、仕事帰りの人向けの夜のクラスを担当する日は、遅くまで働くことになります。シフト勤務が多い仕事なので、生活リズムに合う時間帯を選べるかを確かめておくと安心です。

レッスン以外の仕事が少ない働き方はありますか?

業務委託でレッスンだけを担当する形は、店舗業務が少ない傾向があります。ただ、移動や準備、請求の管理などを自分で行う必要があります。どの働き方にも、レッスン以外の仕事はあると考えておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ヨガインストラクターの1日は、レッスンの前後の準備と片付けの時間も長い
  • 1本のレッスンは、テーマ決めから振り返りまでの6つの工程でできている
  • 所属・掛け持ち・オンラインで、1日の時間の使い方は大きく変わる
  • 予定は、準備と振り返りの時間を先に確保してから組む
  • 業務委託なら、報酬の記録や確定申告の確認も仕事のうち
ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

ヨガインストラクターの仕事内容やなり方、RYT200などの資格の選び方、スタジオ・フリーランス・オンラインの働き方、レッスンの組み立て方までを整理しているヨガインストラクターの情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次