笑いヨガのインストラクターになるには|普通のヨガとの違いと教える場所

笑いヨガのインストラクターになる方法と、一般的なヨガとの違いを紹介する記事のアイキャッチ

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みんなで声を出して笑う「笑いヨガ」を体験して、こんな場を自分でも作ってみたいと感じた方もいるのではないでしょうか。笑いヨガのインストラクターに興味はあっても、ふつうのヨガの資格と何が違うのか分かりにくいですよね。

結論から言うと、笑いヨガはポーズより「笑う動作」と「呼吸」が中心で、教える側に求められるのは場を温める力です。

この記事では、一般的なヨガとの違いと、教える場所、なるまでの流れを紹介します。

目次

笑いヨガってどんなヨガ?

先に結論

笑いヨガは、手拍子や掛け声、笑う動作と深い呼吸を組み合わせたプログラムです。冗談やお笑いに頼らず、体の動きから笑いを作るのが特徴です。

『ヨガなのに、ポーズをしないの?』と不思議に思う方も多いはずです。

実は、笑いヨガの中心はマットの上のポーズではありません。立ったままや椅子に座ったまま、参加者どうしで顔を合わせて、笑う動作をくり返していくんです。

最初は作り笑いでかまいません。「ホッホッ、ハッハッハ」と手拍子に合わせて声を出しているうちに、つられて本当に笑ってしまう、という流れを大切にします。

笑いヨガの主な流れ内容の例
手拍子と掛け声リズムに合わせて声を出し、場を温める
笑いの体操あいさつ笑い、電話で話すふりをして笑う、など
深い呼吸腕を上げながら吸い、笑いながら吐く
静かな時間最後に座って、ゆっくり呼吸を整える

笑い声を出すことに抵抗がある人もいます。「声が出しにくい方は、笑顔をつくるだけでも大丈夫ですよ」と最初に伝えておくと、参加しやすくなります。

一般的なヨガとの違いを4つの観点で比べる

先に結論

動き・呼吸・場の作り方・向いている場所の4つで比べると、笑いヨガの特徴がよく分かります。いちばんの違いは、参加者どうしの関わり合いを使って場を作るところです。

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

一般的なヨガと笑いヨガを、教える側の目線で並べてみました。

観点一般的なヨガ笑いヨガ
動きマットの上でポーズをとる立つか座ったまま、手拍子や歩く動きが中心
呼吸ポーズに合わせて静かに呼吸する声を出して笑いながら吐き、深く吸う
場の作り方一人ひとりが自分の体に向き合う参加者どうしが目を合わせ、笑いを伝え合う
向いている場所スタジオ・フィットネスクラブ・オンライン高齢者施設・職場・学校・地域の集まり
準備するものマット・ブロックなど椅子と、声を出しても大丈夫な部屋
一般的なヨガと笑いヨガを、動き・呼吸・場の作り方・向いている場所の4観点で比べた図解

動きと呼吸の違い

一般的なヨガでは、体の柔らかさや筋力によってできるポーズが変わります。笑いヨガは、椅子に座ったままでも参加できる動きが多いのが特徴です。

呼吸は、静かに整えるより、声とともに吐き出す時間が長くなります。息が上がりやすいので、合間に「ここで一度、ゆっくり深呼吸しましょう」と休みを入れるのがコツです。

場の作り方の違い

ここが、教える側にとっていちばん大きな違いかもしれません。

ふだんのヨガでは、講師は落ち着いた声で一人ひとりを内側に向かわせます。笑いヨガでは、講師がまず大きく笑って見せ、参加者どうしが笑顔を交わすように誘います。

例えば「隣の方と目を合わせて、にっこりあいさつしてみましょう」と、関わり合いのきっかけを言葉で用意しておきます。

教える側に求められる力の違い

一般的なヨガでは、ポーズの形や体の使い方を正しく伝える力が大きな比重を占めます。笑いヨガでは、それよりも場の空気を読む力が問われます。

  • 参加者の表情を見て、笑いの強さを調整する
  • 恥ずかしそうな人に、無理に声を出させない
  • 盛り上がりすぎた時に、呼吸の時間で落ち着かせる
  • 自分が先に笑って見せる思い切りを持つ

体の柔らかさに自信がない方でも、人と話すのが好きなら、笑いヨガの講師はとても向いている仕事かもしれません。

補足

笑う動作は、体調によってはつらく感じることもあります。持病や体調に不安がある方には、事前に医師に相談してもらいましょう。インストラクターは、体調について医療の判断はしません。

笑いヨガを教えられる場所

先に結論

笑いヨガは、マットがなくても開けるので、高齢者施設・職場・学校・地域の集まりなど、スタジオの外で声がかかりやすいヨガです。

『スタジオ以外に、そんなに教える場があるの?』と思いますよね。

実は、椅子と少しの空間があれば開けるので、スタジオよりも外の場所で活躍している講師が多いんです。

場所参加者進め方の工夫
高齢者施設・デイサービス高齢の方椅子に座ったままの動きを中心にする
職場・企業の研修会社で働く人休憩時間に合わせて短めに組む
学校・子どもの集まり子どもゲームのような動きを多めにする
地域のサロン・公民館地域の大人初めての人が多いので、最初の説明を丁寧に
オンライン全国の参加者画面越しでも顔が見えるよう、カメラをオンにしてもらう

高齢者施設で教える時

高齢者施設では、立ち上がる動きを減らし、椅子に座ったまま手拍子や腕の動きで笑いを作ります。

耳が聞こえにくい方もいるので、声の大きさより、動きを大きく見せるのがポイントです。高齢者向けのヨガの教え方はシニアヨガインストラクターになるにはで紹介しています。

職場や子どもの集まりで教える時

職場では、会議室で短い時間に開くことが多いです。笑い声が周りの部屋に響くので、使う部屋は担当者と先に相談しておきましょう。企業での進め方はオフィスヨガの講師になるにはでまとめています。

子どもの集まりでは、動物のまねをして笑うなど、遊びの要素を増やすと盛り上がります。子どもに教えるコツはキッズ・親子ヨガインストラクターになるにはを参考にしてみてください。

依頼を受けたら、担当者と先に決めておくこと

施設や職場から依頼を受けた時は、当日になって慌てないよう、いくつかのことを先に決めておきましょう。

『とりあえず行ってから考えればいいかな』と思いがちですが、笑いヨガは声を出すぶん、会場の条件が大きく影響するんです。

担当者との打ち合わせで決めること
  • 参加する人数と、立てる人・座ったままの人の割合
  • 声を出しても周りに迷惑がかからない部屋か
  • 何分のクラスにするか、休憩をどこに入れるか
  • 体調に不安がある人がいた時に、誰に伝えればいいか

例えば「声がかなり響きますが、隣の部屋は使っていますか」と一言たずねておくだけで、当日のトラブルを防げます。

笑いヨガのインストラクターになるまでの流れ

先に結論

笑いヨガを広めている団体が、リーダーや講師を育てる講座を開いています。まず体験に参加し、講座を受けてから、小さな場で教え始めるのが一般的な流れです。

ヨガインストラクターには国家資格がなく、名乗るのに必須の資格もありません。笑いヨガも同じです。

ただ、笑いヨガのクラスを開くなら、その進め方を体系的に学べる講座を受けておくと安心です。講座の名前や修了の条件は団体ごとに違うので、公式の案内で確かめておきましょう。

笑いヨガのインストラクターになるまで
  1. 笑いヨガのクラスに、受ける側として何度か参加する
  2. 笑いヨガの団体が開くリーダー講座や講師講座を受ける
  3. 家族や知人の前で、短い笑いヨガの時間を開いてみる
  4. 地域のサロンや施設に相談し、ボランティアなどで教える
  5. 経験を積みながら、職場や学校など教える場を広げる
笑いヨガのインストラクターになるまでの5つのステップを示した図解

最初のクラスは30分ほどの短い組み立てで

初めて教える時は、長いクラスより、30分ほどの短いクラスから始めるのがおすすめです。笑う時間が長すぎると、参加者も講師も疲れてしまうからです。

時間の目安やること声かけの例
最初の5分あいさつと説明、手拍子「声が出しにくい方は、笑顔だけでも大丈夫です」
次の15分笑いの体操をいくつか「隣の方と目を合わせて、あいさつ笑いをしてみましょう」
次の5分深い呼吸「腕を上げながら吸って、ゆっくり吐きましょう」
最後の5分座って静かに休む「目を閉じて、呼吸が落ち着くのを待ちましょう」

最後の静かな時間は、意外と大切なんです。にぎやかな時間のあとに落ち着く時間があると、参加者は「気持ちよかった」と感じて帰ることができます。

ヨガの基礎も一緒に学んでおくと幅が広がる

笑いヨガだけを教える講師もいますが、ふつうのヨガのクラスと組み合わせて教える人もいます。例えば、前半に笑いヨガで場を温め、後半に椅子のヨガで体をほぐす、という組み立てです。

ヨガの資格の種類はヨガインストラクターの資格の種類で、仕事全体の流れはヨガインストラクターとはで紹介しています。

ただ、自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で、ヨガそのものを体系的に学ぶ方法もあります。

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よくある失敗

講師だけが大笑いして、参加者が置いていかれてしまうこと。最初の数分は、参加者の表情を見ながら少しずつ声を大きくしていきましょう。

笑いヨガでよくある相談

この章で答えること

知恵袋などで閲覧の多い相談から、教えることや講師の言葉に関わるものを3つ選び、要点をまとめて答えます。

資格がないと、ヨガを教えてはいけない?

ヨガを教えるには、資格や講座の修了が必要なのか、という相談です。

結論から言うと、ヨガインストラクターには国家資格がなく、名乗るのに必須の資格もありません。ただ、施設や企業から声をかけてもらう時は、どこで何を学んだかを聞かれることがよくあります。

笑いヨガの場合も、団体の講座を修了していると、依頼する側が安心しやすいんです。

ヨガにハマったので、もっと詳しく学びたい

ヨガを始めて爽快感にハマり、詳しく学びたい、という相談です。

その気持ちがあれば、まずは笑いヨガやふつうのヨガなど、いろいろなクラスを受けてみるのがおすすめです。自分が「教えたい」と思えるのはどんな場なのか、受ける側の時期に見えてきます。

受けた後に「どこで盛り上がったか」「どこで戸惑ったか」をメモしておくと、そのまま自分のクラス作りの材料になります。

レッスンの最後の講師の言葉に戸惑った

通っているクラスで、講師がレッスンの最後に独特の言葉で締めくくり、戸惑った、という相談です。

クラスの締めの言葉は、講師によってかなり違います。参加者が戸惑わないよう、意味の分からない言葉や考え方を押しつける言い方は避けておきたいところです。

笑いヨガでも、「今日も来てくださってありがとうございました」のような、誰にでも伝わる言葉で締めると安心感が残ります。

相談答えの要点
資格がないと教えられない?必須の資格はないが、学んだ経歴は聞かれやすい
もっと詳しく学びたいいろいろなクラスを受けて、教えたい場を見つける
締めの言葉に戸惑った誰にでも伝わる言葉で、押しつけずに締める

よくある質問

笑いヨガのインストラクターに資格は必要ですか?

名乗るのに必須の国家資格はありません。笑いヨガを広めている団体がリーダーや講師の講座を開いているので、進め方を学んでおくと依頼する側も安心しやすくなります。

体が硬くても笑いヨガを教えられますか?

笑いヨガはポーズより笑う動作と呼吸が中心なので、体の柔らかさはあまり問われません。それより、場を温める声かけや表情が大切です。

人前で笑うのが恥ずかしいのですが、向いていませんか?

最初は恥ずかしいと感じる人も多いです。家族や知人の前で短く練習するうちに、少しずつ慣れていきます。恥ずかしい気持ちが分かることは、参加者への声かけにも活きます。

笑いヨガとふつうのヨガを両方教えてもいいですか?

両方教える講師もいます。前半に笑いヨガで場を温め、後半に椅子のヨガで体をほぐすなど、組み合わせ方を工夫してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 笑いヨガは、手拍子・笑う動作・深い呼吸を組み合わせたプログラム
  • 一般的なヨガとの違いは、参加者どうしの関わり合いで場を作るところ
  • 高齢者施設・職場・学校・地域の集まりなど、スタジオの外で教えやすい
  • 団体の講座で進め方を学び、小さな場から教え始める
  • 体調に不安がある参加者には、医師に相談してもらう
ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

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