ヨガインストラクターを続けるコツ|不安や行き詰まりの立て直し方

ヨガインストラクターを続けるコツと不安や行き詰まりの立て直し方を解説する記事のアイキャッチ

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ヨガインストラクターになったものの、思っていたより疲れる。クラスに人が集まらない。このまま続けていいのか、ふと不安になることもありますよね。

結論から言うと、ヨガインストラクターを続けるコツは、行き詰まりの理由を見分けて、理由に合った立て直し方を選ぶことです。気合いで乗り切ろうとするより、やり方を少し変える方が長く続きます。

この記事では、続けにくくなる理由を4つに分けて、それぞれの立て直し方をお伝えします。

目次

ヨガインストラクターを続けるのが不安になるのはなぜ?

先に結論

不安の正体は、体の疲れ、人との関わり、集客、気持ちの揺れのどれか、またはその組み合わせであることがほとんどです。理由がはっきりすると、打てる手も見えてきます。

『好きで始めたはずなのに、最近しんどい…』と感じるのは、決してめずらしいことではありません。

ヨガのレッスンは、教える側にとっては体を使う仕事であり、人と向き合う仕事でもあります。好きな気持ちだけでは支えきれない場面が出てくるのは、自然なことなんです。

よくある心の声当てはまりやすい理由
『レッスンが続くと体がもたない』体力
『スタジオの人とうまく話せない』人間関係
『参加者がなかなか増えない』集客
『自分は向いていないのかも』気持ち

ヨガインストラクターの仕事全体はヨガインストラクターとは?で紹介しています。

まずは「何がつらいか」を書き出す

不安な時は、頭の中だけで考えるとぐるぐるしがちです。

1週間のレッスンをふり返って、「つらかった場面」を3つだけ書き出してみてください。書き出した場面が、上の4つのどれに近いかを見るだけでも、気持ちが少し整理されます。

続けにくくなる4つの理由と立て直し方

4つに分ける

続けにくさの理由は「体力」「人間関係」「集客」「気持ち」の4つに分けると、立て直し方を選びやすくなります。1つずつ手を打てば、全部を一度に解決しなくても大丈夫です。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

『全部がつらい気がする…』という時ほど、この表で一番強く当てはまる理由を1つ選んでみてください。

ヨガインストラクターを続けにくくなる理由を体力・人間関係・集客・気持ちの4つに分け、それぞれの立て直し方を並べた図解
理由起きやすいこと立て直し方の例
体力1日に何本も続けて疲れが抜けない1日の本数と移動を見直し、休む日を先に決める
人間関係スタジオや同僚との行き違い連絡の仕方と契約の条件を、文字で確かめておく
集客参加者が増えない、減ってきた対象と時間帯を見直し、発信を小さく続ける
気持ち向いていないと感じる、比べて落ち込む小さな目標を立て、学び直しの場を作る

体力

レッスンの本数が増えると、見本を見せる回数も増えます。教える側は、参加者より多く動いていることも多いんです。

見本は要所だけにして、あとは声かけと見回りで伝える、という教え方に変えるだけでも、体の負担は軽くなります。

ほかにも、レッスンの合間に水分をとる、移動中は座って休む、教えない日は自分の練習を軽めにする、といった小さな工夫が積み重なると、疲れの残り方が変わってきます。ホットヨガで教える場合の体調管理はホットヨガインストラクターはきつい?で詳しく紹介しています。

人間関係

スタジオとのやりとりで行き違いが起きる時は、言った・言わないが原因になっていることも少なくありません。

業務委託で教える場合は、仕事の内容や報酬、支払いの時期などを、文字で確かめておくと安心です。フリーランス・事業者間取引適正化等法(2024年11月1日施行)でも、発注する事業者に取引条件を示すことが求められています。

例えば、条件があいまいなまま代行を頼まれた時は、こんなふうに確かめてみてください。

「代行の件、ありがとうございます。クラスの内容と時間、報酬の形をメッセージでいただけますか?」
「承知しました。あとで条件をまとめて送りますね」

文字で残しておけば、あとで行き違いが起きた時も、落ち着いて話し合えます。

集客

自主開催のクラスで参加者が増えない時は、内容より「誰に向けたクラスか」が伝わっていないことがあります。

例えば「平日の朝、仕事前に体をほぐしたい人向け」のように、対象と時間帯を一言で言えるようにしてみてください。案内文や発信がぐっと書きやすくなります。

発信は、毎日でなくても大丈夫です。週に1回、クラスで伝えたことを短く書くなど、続けられる量を決めておく方が長続きします。来てくれた参加者に「次回のテーマ」を一言伝えておくのも、次の参加につながる小さな工夫です。

気持ち

『ほかの先生と比べて、自分のクラスは地味かも』と落ち込むこともありますよね。

そんな時は、比べる相手をほかの人ではなく、3か月前の自分にしてみましょう。声かけが短くなった、時間どおりに終われるようになった。小さな変化に目を向けると、続ける力が戻ってきます。

小さな目標の例ふり返り方
毎回、始まりに体調を一言たずねるできた回数をカレンダーに印をつける
声かけを1つだけ短くする録音を聞いて前と比べる
時間どおりに休息のポーズに入る終わった時刻をメモする
月に1回、ほかの先生のクラスを受ける使いたい言葉を1つ書き留める

大きな目標だけだと、届かない時に落ち込みやすくなります。1か月でできる小さな目標を、いくつか持っておくのがおすすめです。

働き方を見直して、無理なく続ける

先に結論

続けにくさの多くは、働き方の組み方で軽くできます。本数・移動・休みの3つを先に決めておくと、疲れや焦りがたまりにくくなります。

『もっと本数を増やさないと』と焦る気持ちも分かります。ただ、無理に増やした本数は、疲れとなって返ってくることもあるんです。

働き方を見直すチェック
  • 1日に教える本数は、体が回復できる範囲になっているか
  • 会場の間の移動時間に、休む時間が含まれているか
  • 週に1日は、教えない日をとれているか
  • 自分の練習の時間を、予定の中に確保できているか
  • 雇用と業務委託、それぞれの条件を把握しているか

複数のスタジオを掛け持ちする時の本数の決め方や移動の組み方はヨガインストラクターの掛け持ち・副業でまとめています。

働き方ごとの続けやすさの違い

働き方続けやすい点気をつけたい点
スタジオの社員・アルバイト研修や相談できる人がいるレッスン以外の店舗の仕事もある
業務委託で掛け持ち本数や曜日を選びやすい移動と条件の確認が増える
フリーランスで自主開催自分の考えでクラスを作れる集客や会場の手配も自分で行う
会社員・主婦の副業ほかの収入や生活と両立しやすい勤め先の就業規則を確かめる

例えば、子育てや家族の事情で教えられる時間が減る時期には、本数を絞ってオンラインのクラスだけ続ける、という選び方もあります。

自分に合う形は、時期によって変わってもかまいません。独立を考える時の確認ポイントはフリーランスのヨガインストラクターになるにはで紹介しています。

よくある失敗

「断ったら次から声がかからないかも」と、代行やレッスンの依頼を全部受けてしまうこと。疲れがたまると、レッスンの質にも影響します。受けられる範囲を先に決めて、正直に伝えておきましょう。

学び続けることで行き詰まりを越える

先に結論

行き詰まりを感じた時は、新しいことを学ぶと視点が変わります。専門分野を広げる、上位の資格を目指す、ほかの先生のクラスを受ける、などの方法があります。

『同じクラスのくり返しで、自分の成長が止まった気がする』という声もよく聞きます。

全米ヨガアライアンスに登録したRYTは、登録日から3年ごとに75時間の継続教育が必要とされています。学び続けることが、続ける仕組みの中にもともと組み込まれているんです。

学び方向いている時
専門分野の講座(マタニティ・シニア・キッズ等)教える相手を広げたい時
上位の資格(RYT500など)指導の幅と深さを増やしたい時
ほかの先生のクラスを受ける自分の声かけや流れを見直したい時
学び直しの講座を受ける基礎に不安が残っている時

RYT200のあとに目指す上位資格はRYT500・E-RYTとは?で詳しく紹介しています。

これから資格を取る方や、基礎から学び直したい方もいるはずです。自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で体系的に学ぶ方法もあります。

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続けることについてよくある相談

先に結論

よく見かけるのは「インストラクターに転職するか迷う」「好きな気持ちだけで目指していいのか」「ブランクがあっても戻れるか」といった相談です。

Yahoo!知恵袋などに寄せられている、ヨガインストラクターとして続けることに関わる相談をまとめました。

相談1:インストラクターに転職するか迷っている

ヨガやスポーツのインストラクターへの転職を考えているけれど、踏み切れない、という相談です。

迷っている時は、いきなり仕事を変えるより、副業や週末のクラスで教える経験を少し積んでみる方法もあります。会社員の方は、勤め先の就業規則で副業の扱いを確かめておきましょう。

実際に教えてみると、自分が楽しめるところと、しんどく感じるところの両方が見えてきます。その手ごたえをもとに決める方が、後悔の少ない選び方になりますよ。

相談2:好きな気持ちだけで目指していい?

ヨガをした後の幸せな気持ちがきっかけで、インストラクターになりたいと思った、という相談です。

『好きなだけで仕事にしていいのかな』と迷う気持ちも、よく分かります。

好きな気持ちは、続ける時のいちばんの支えになります。ただ、教える仕事には体力や人との関わりも伴うので、この記事の4つの理由を事前に知っておくと、つまずいた時に立て直しやすくなります。

相談3:資格を取ってから時間がたったけれど、教えられる?

資格を取ってから何年か教えないままで、今からオーディションを受けても大丈夫か、という相談です。

ブランクから再開する時の準備
  1. よく教えていたクラスの流れを書き出す
  2. 声かけを録音して聞き、言葉を短く直す
  3. ほかの先生のクラスを受けて、感覚を取り戻す
  4. 家族や友人に受けてもらい、通しで練習する
  5. 代行や短い時間のクラスから再開する
ヨガインストラクターがブランクから教える仕事に戻る時の準備を5つの手順で示した図解

ブランクがあることを正直に伝え、準備してきたことを話せれば、再開の一歩は十分に踏み出せます。

よくある質問

ヨガインストラクターを続けるのに、向き不向きはありますか?

向き不向きより、やり方が自分に合っているかの方が大切です。本数や働き方、教えるクラスの種類を変えるだけで、続けやすさが変わることもあります。

疲れて教えるのがつらい時は、休んでもいいですか?

はい、休んでかまいません。体調が気になる時は医療機関に相談し、無理をしないことを優先しましょう。休む日を先に予定に入れておくと、疲れをためにくくなります。

教えることに行き詰まったら、いったん離れてもいいですか?

はい、離れる時期があってもかまいません。その間も自分の練習を続けたり、ほかの先生のクラスを受けたりしておくと、戻る時の準備になります。

参加者が少ない時期は、続けても意味がありますか?

少人数のクラスは、一人ひとりをよく見られる機会でもあります。その間に声かけや流れを磨いておくと、参加者が増えた時の力になります。

まとめ

この記事の要点
  • 続けにくさの理由は、体力・人間関係・集客・気持ちの4つに分けて見る
  • 理由ごとに立て直し方を選ぶと、全部を一度に解決しなくてもよい
  • 本数・移動・休みを先に決めておくと、疲れや焦りがたまりにくい
  • 学び続けることで、行き詰まりを越えるきっかけが作れる
  • ブランクがあっても、準備をすれば再開の一歩は踏み出せる

続けることは、同じやり方を守り続けることではありません。その時の自分に合う形に整えながら、ヨガを伝える仕事を長く楽しんでくださいね。

ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

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