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ヨガインストラクターとして教え始める時、意外と迷うのが道具のこと。自分のヨガマットは今のままでいいのか、参加者の分も用意すべきなのか、気になりますよね。
結論から言うと、ヨガインストラクターのヨガマット選びは「どこで、誰に教えるか」で決まります。自分の練習用と教える時に使うものは、少し分けて考えるのがおすすめです。
ヨガインストラクターの仕事全体はヨガインストラクターとは?で紹介しています。この記事では、教える側の道具を3つに分けた準備リストと、働く場所ごとにそろえるものをお伝えします。
ヨガインストラクターのヨガマットは何を基準に選ぶ?
教える側のヨガマットは、滑りにくさ・安定感・持ち運びやすさ・手入れのしやすさの4つで選びます。見本を見せる時に参加者から見やすい色かどうかも、教える側ならではの視点です。
『インストラクターは、特別なマットを使っているの?』と思う方もいるかもしれません。
実は、教える側のマットに決まりはありません。ただ、自分の練習だけの時とは違い、見本を見せる、移動して教える、何本もレッスンを続ける、といった使い方になるんです。
| 選ぶ基準 | 教える側で大切な理由 |
|---|---|
| 滑りにくさ | 見本のポーズを安定して見せられる |
| 安定感(厚みと硬さ) | 立ちポーズでふらつかず、膝をつく姿勢も楽 |
| 持ち運びやすさ | 掛け持ちや出張レッスンで移動が多い |
| 手入れのしやすさ | レッスンが続く日も清潔に保てる |
| 見やすい色 | 参加者から手足の位置が分かりやすい |
厚さはどう選ぶ?
厚めのマットは、膝や背中をついた時に楽で、クッション性があります。一方で、立ちポーズでは少し沈みやすく、持ち運ぶと重くなりがちです。
薄めのマットは、床の感触が伝わりやすく、立ちポーズで安定しやすいのが特徴です。たたみやすいので、移動が多い方にも向いています。
- 座る・寝るポーズが多いクラス
- 硬い床の会場で教える時
- 自宅で配信レッスンをする時
- 立ちポーズでぐらつきやすいことがある
- 重くかさばり、持ち運びが大変
- 乾くまでに時間がかかる素材もある
迷った時は、教えるクラスの内容から考えてみてください。立ちポーズが多いクラスなら薄めで安定するもの、ゆったりしたクラスなら厚めで楽なもの、という選び方ができます。
色は「見本の見やすさ」で選ぶ
自分の練習用なら好きな色で問題ありません。ただ、見本を見せる時は、参加者から手足の位置が見えやすい色かどうかも気にしてみてください。
例えば、床や壁と同じような色のマットだと、手をついた位置が分かりにくくなることがあります。
「先生の手、どこについていますか?」
「マットの前の端から、手のひら1つ分うしろです」
こんなやりとりが減るように、手足とマットの色の差がはっきりしたものを選ぶと、言葉で説明する手間も少なくなりますよ。
教える側の道具を3つに分けた準備リスト
教える側の道具は「自分用」「参加者の貸し出し用」「オンライン配信用」の3つに分けると、何が足りないかが見えてきます。全部を一度にそろえる必要はありません。
ここが、この記事でいちばん大事なところです。
『何をどこまで用意すればいいのか分からない…』という方は、自分の働き方に当てはまる列だけ見てみてください。

| 分け方 | 主な道具 | そろえる時のポイント |
|---|---|---|
| 自分用 | ヨガマット、タオル、飲み物、動きやすいウェア、時計 | 見本を見せやすく、持ち運びしやすいもの |
| 参加者の貸し出し用 | 予備のマット、ブロック、ベルト、ブランケット | 人数分と、手入れのしやすさ |
| オンライン配信用 | 撮影用の機器、三脚、照明、マイク、背景 | 全身が映る広さと、声の聞き取りやすさ |
そろえる順番の目安
3つ全部を最初からそろえる必要はありません。教える場所が決まった順に、少しずつ足していきましょう。
| 段階 | そろえるもの |
|---|---|
| 教え始める前 | 自分用のセット(マット・タオル・時計・ウェア) |
| 自主開催や出張が決まったら | 貸し出し用(予備のマット・補助の道具) |
| オンラインで教えると決めたら | 配信用の機器(撮影・音・照明) |
自分用
自分用の道具は、どの働き方でも必要になる基本のセットです。
ヨガマットのほかに、汗をふくタオル、飲み物、時間を確かめる時計をそろえておきましょう。ウェアは動きが見えやすく、ゆったりして清潔感のあるものを選びます。
参加者の貸し出し用
自主開催や出張レッスンでは、参加者がマットを持っていないこともあります。予備のマットと、ポーズを楽にとるための補助の道具があると安心です。
ブロックは手が床に届かない時、ベルトは足先に手が届かない時、ブランケットは座る時や休息のポーズで体を冷やさないために使います。
- 何人分を用意するか(会場の広さと定員から決める)
- 使い終わった後の拭き取りや干す場所があるか
- 持ち運ぶ時の袋や台車があるか
- 会場に貸し出しの道具があるかを先に確かめたか
オンライン配信用
オンラインで教える場合は、マットに加えて配信のための機器が必要です。
画面に全身が映るか、声がはっきり届くかを、本番前に一度録画して確かめておきましょう。マットの色は、背景の床と色が近いと手足の位置が見えにくくなることもあります。配信レッスンの始め方はオンラインヨガインストラクターとして働くで紹介しています。
働く場所ごとにそろえるもの
スタジオやフィットネスクラブに雇用されて教える場合は、会場の備品を使えることが多く、自分用のセットだけで始められます。自主開催や出張レッスンでは、貸し出し用の道具まで自分で準備することになります。
『結局、自分はどこまでそろえればいいの?』と迷いますよね。働く場所ごとに並べてみました。
| 働く場所 | 会場の備品の目安 | 自分で用意するもの |
|---|---|---|
| スタジオ・フィットネスクラブ(雇用) | マットや補助の道具がそろっていることが多い | 自分用のセット |
| 業務委託で複数のスタジオ | 会場ごとに備品が違う | 自分用のセット、持ち運び用の袋 |
| レンタルスペース・公民館で自主開催 | 備品がないことも多い | 自分用+貸し出し用 |
| 企業や施設への出張レッスン | 会場によって違う | 自分用+貸し出し用、運ぶ手段 |
| 自宅からオンライン配信 | なし | 自分用+配信用の機器 |

レッスン以外にやることも含めた仕事の全体はヨガインストラクターの仕事内容と1日の流れで紹介しています。
掛け持ちする時の持ち運び
複数のスタジオを掛け持ちする場合は、持ち運びやすさが大切になります。
薄めでたためるマットや、肩にかけられる袋を使うと、移動の負担が軽くなります。会場ごとの備品を一覧にしておくと、何を持っていくかで毎回迷わずに済みますよ。
自主開催で始める時
自宅やレンタルスペースでヨガ教室を開く場合は、定員と同じ数の道具を少しずつそろえていく形がおすすめです。
始めのうちは「マットをお持ちの方は持参してください」と案内し、足りない分だけ貸し出す形にすると、準備を小さく始められます。教室を開く準備はヨガ教室を開くにはでまとめています。
道具の手入れと、長く使うためのコツ
マットや貸し出し用の道具は、使った後に拭いて、しっかり乾かすのが基本です。手入れの手順を決めておくと、レッスンが続く日も慌てずに済みます。
『レッスンの後は疲れていて、手入れまで手が回らない…』という方もいますよね。手入れの手順を短く決めておくと、習慣になりやすくなります。
- 汗や汚れを、乾いた布か固くしぼった布で拭く
- 素材に合った方法で、汚れが気になる所をきれいにする
- 直射日光を避けて、風通しのよい場所で乾かす
- 乾いてから、表面を内側にして丸める
- 貸し出し用は、使った数と傷みを記録しておく
手入れの方法は、マットの素材によって違います。購入した時の説明書きに従うのがいちばん確実です。
マットの表面がすり減って滑りやすくなったり、端がめくれてつまずきやすくなったりしたら、買い替えを考える時期です。見本を見せる自分のマットほど、こうした変化に早めに気づいておきたいですね。
貸し出し用のマットを湿ったまま重ねて片付けてしまうこと。においや傷みの原因になり、参加者に気持ちよく使ってもらえなくなります。乾かす場所と時間を、レッスンの予定に組み込んでおきましょう。
道具がそろうと、次に気になるのは教え方のほうかもしれません。自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で体系的に学ぶ方法もあります。
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ヨガマットについてよくある相談
よく見かけるのは「マットの表と裏が分からない」「インストラクターはどのくらいの厚さを使っているか」「ラグが滑る」といった、使い方の相談です。
Yahoo!知恵袋などに寄せられている、ヨガマットに関する相談をまとめました。教える側として、参加者から聞かれた時の答え方の参考にもなります。
相談1:ヨガマットの表と裏が分からない
マットを買ったものの、どちらが表か分からず、教室で迷ってしまった、という相談です。
マットによって見分け方は違いますが、表面の凹凸や手ざわり、ロゴの位置などで見分けられるものが多いです。迷った時は、商品の説明書きを確かめるのがいちばんです。
教える側は、参加者が迷っていたら「滑りにくい方を上にしてみましょう」と一言かけてあげると安心してもらえます。
相談2:インストラクターはどのくらいの厚さを使っている?
インストラクターがどのくらいの厚さのマットを使っているのか知りたい、という相談です。
決まった厚さはなく、教えるクラスや働き方で選ばれています。先ほどの比べ方のように、立ちポーズが多いなら薄めで安定するもの、座る・寝るポーズが多いなら厚めで楽なもの、と考えると選びやすくなります。
相談3:マットの上に敷いたラグが滑る
マットの上にヨガラグを敷いているけれど、ラグとマットの間で滑ってしまう、という相談です。
ラグは素材によって、少し湿らせた方が滑りにくくなるものもあります。滑りが気になる時は、ラグの説明書きを確かめるか、ラグを外してポーズをとってもらうなど、安全を優先した案内をしましょう。
よくある質問
ヨガインストラクターになったら、新しいマットを買うべきですか?
今のマットが滑りにくく、持ち運びにも困らないなら、そのまま使ってかまいません。教える場所が決まってから、必要に応じて選び直すのがおすすめです。
参加者用のマットは、何枚くらい用意すればいいですか?
会場の広さと定員から決めます。始めは参加者に持参をお願いし、足りない分だけ貸し出す形にすると、準備を小さく始められます。
補助の道具(ブロックやベルト)は、教える時に必要ですか?
体が硬い人や初めての人がいるクラスでは、あると楽な取り方を案内しやすくなります。会場の備品にあるかを先に確かめ、なければ少しずつそろえていきましょう。
道具をそろえる費用は、経費になりますか?
フリーランスや副業で教える場合の扱いは、国税庁の案内や税務署で確認しましょう。独立前の確認ポイントはフリーランスのヨガインストラクターになるにはで紹介しています。
まとめ
- ヨガインストラクターのヨガマットは、滑りにくさ・安定感・持ち運び・手入れで選ぶ
- 厚さは、教えるクラスの内容と移動の多さで決める
- 道具は「自分用・貸し出し用・オンライン配信用」の3つに分けて考える
- 雇用なら自分用だけ、自主開催や出張なら貸し出し用までそろえる
- 使った後は拭いて乾かし、手入れの手順を習慣にする
道具は、教える場所が増えるたびに少しずつ見直していけば大丈夫です。まずは自分用のセットから、使いやすいものを整えてみてくださいね。





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