30代・40代からヨガインストラクターになるには|経験を活かす始め方

30代・40代からヨガインストラクターを目指す人に向けて、経験の活かし方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部がヨガ資格の認定団体や養成講座の公式サイト、公的機関などの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内にヨガ資格講座への案内(広告)を含みます。

40代からヨガインストラクターを目指すのは、遅いのかな。仕事や家庭もある中で、今から学んで本当に教えられるようになるのか、迷いますよね。

結論から言うと、30代・40代から目指す人は珍しくありません。しかも、これまでの仕事や子育ての経験は、そのまま教える時の強みに変えられます。

この記事では、経験を担当できるクラスに変える考え方と、年代に合う講座や働く場所の選び方を紹介します。

目次

30代・40代からでも遅くない?

先に結論

ヨガインストラクターには国家資格がなく、年齢の決まりもありません。30代・40代で始める人は、同世代の参加者に寄り添えることが大きな強みになるんです。

『若い人の中に混ざって学ぶのは、ちょっと気後れする』という方も多いはずです。

実は、養成講座には幅広い年代の人が集まります。例えばオンラインのRYT200講座の中には、FAQで「10代から70代の方が受講」と案内しているところもあります。

ヨガのクラスに通う参加者も、年代はさまざまです。仕事帰りの会社員、子育て中の方、シニアの方まで、教える相手が幅広いからこそ、いろいろな年代の講師が必要とされています。

よくある不安と、実際にはどう考えればいいかを並べてみました。

よくある不安実際の考え方
体が若い人ほど動かない教える側に必要なのは、完成形より安全な取り方を伝える力
今から学んで間に合うか講座は数か月から1年ほどのものが多く、仕事と並行して学ぶ人もいる
若い講師に勝てない同世代の参加者は、同じ悩みを分かってくれる講師を選ぶことも
家庭や仕事と両立できるか業務委託やオンラインなど、本数を選べる働き方がある

38歳の方も、40歳ちょうどの方も、40代後半の方も、スタートの仕方は基本的に同じです。

違いが出るのは、どんな経験を持ってスタートするかという点。ここから先は、その経験の活かし方を見ていきます。

これまでの経験を「担当できるクラス」に変える経験マップ

先に結論

仕事・子育て・趣味の経験を棚卸しすると、「自分だから担当しやすいクラス」が見えてきます。30代・40代の強みは、この経験の幅にあります。

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

『特別な経歴なんてないし、活かせる経験なんてあるのかな』と感じますよね。

でも、毎日の仕事や家庭で当たり前にやっていることが、教える場面では立派な武器になります。代表的な経験と、つながりやすいクラスを並べてみました。

これまでの経験教える時に活きる力担当しやすいクラスの例
デスクワークの仕事座りっぱなしの体の悩みが分かる仕事帰りの夜クラス、オフィスヨガ
接客・営業の仕事初対面の人と話す、要望を聞く体験レッスン、初心者クラス
人に教える・まとめる仕事説明を組み立てる、段取りをする講座のアシスタント、企業向けのクラス
医療・介護の仕事体調や動きにくさへの気づきシニアヨガ、チェアヨガ
子育ての経験子どもや親の気持ちが分かる親子ヨガ、平日昼のママ向けクラス
運動・スポーツの趣味体の動かし方の言葉を持っているパワー系のクラス、ジムのクラス
音楽・ダンスの趣味リズムや流れを作るのが得意流れのあるクラス、音楽を使うクラス
仕事・子育て・趣味の経験を担当できるクラスに結びつけた経験マップの図解

仕事の経験は、説明と段取りの力になる

会社員として働いてきた方は、相手に分かるように説明したり、予定どおりに物事を進めたりする経験を積んでいますよね。

レッスンでも、決まった時間の中で流れを組み、参加者に伝わる言葉で案内する力が求められます。

例えば、会議の進行に慣れている方なら「最初の5分で呼吸、次に体をほぐして、最後に休む」と全体の流れを先に伝えるだけで、参加者は安心して動けます。

子育ての経験は、相手の様子に気づく力になる

子育てをしてきた方は、言葉にならないサインに気づく場面が多かったはずです。

『今日は少し疲れているかな』と相手の表情から感じ取る力は、参加者の体調に気を配る時にそのまま活きます。

子育て中の参加者に向けて「途中でお子さんが呼んだら、いつでも抜けて大丈夫ですよ」と声をかけられるのも、経験があるからこそなんです。

趣味の経験は、クラスの特色になる

ランニングや登山、ダンスや音楽など、長く続けてきた趣味は、クラスの特色にできます。

例えば、ランニングが趣味の方なら「走る前後に体を整えるヨガ」のように、同じ趣味を持つ人に向けたクラスを考えやすいですよね。

経験の棚卸しチェック
  • 仕事で、人に何かを説明したり教えたりした場面を書き出す
  • 仕事や家庭で、相手の様子の変化に気づいた場面を思い出す
  • 長く続けている趣味や運動を、3つまで挙げる
  • 自分と同じ悩みを持つ人は、どんな場面で困っていそうか考える
  • その人たちが参加しやすい時間帯と場所を書き添える

棚卸しができたら、「誰に」「いつ」「どんなクラスを」の3つを1行にまとめてみてください。

例えば「仕事帰りの40代の会社員に、平日の夜、座りっぱなしの体をほぐすクラス」のように書ければ、講座選びや応募先選びの軸になります。

書き出せる経験が少ないと感じたら

『棚卸ししてみたけれど、あまり書けなかった』という方もいるかもしれません。

そんな時は、家族や友人に「私が得意そうなことって何だと思う?」と聞いてみてください。自分では当たり前すぎて気づかないことを、周りはよく見ているものです。

また、今の自分の悩みも立派な材料になります。座りっぱなしで肩や首が張りやすい、朝なかなか体が動かない、といった悩みを持つ人は、同じ悩みの参加者の気持ちが分かる講師になれるんです。

30代と40代で変わる、学び方と働き方の組み立て

先に結論

30代は「経験を積む本数」を、40代は「続けやすい形」を意識して組み立てると、無理なく前に進めます。

同じ「大人になってから目指す」でも、30代と40代では生活の状況が少しずつ違うことがありますよね。

あくまで目安ですが、組み立て方の違いを並べてみました。

30代から目指す場合40代から目指す場合
学び方通学で仲間を作りながら学ぶ人も多い仕事や家庭に合わせ、オンラインや週末のコースを選ぶ人も
最初の働き方雇用で経験を積む、掛け持ちで本数を増やす業務委託や副業で本数を調整しながら始める
担当しやすいクラス夜クラス、パワー系、ホットヨガなど幅広く同世代向け、やさしいクラス、専門分野のクラス
意識したいこと担当できるクラスの種類を増やす得意な分野を決めて深める

もちろん、30代でも子育て中の方はいますし、40代で通学を選ぶ方もいます。表は「どちらかに決める」ためではなく、自分の状況に近い方を参考にするためのものです。

今の仕事を続けながら始める場合

『いきなり仕事を辞めるのは不安』という方は多いですよね。

まずは会社員を続けながら学び、週末や平日の夜に少しずつ教える形から始める人もいます。

補足

副業で教える場合は、勤め先の就業規則で副業の許可や届出を確かめておきましょう。厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表しています。収入によっては確定申告が必要になる場合もあるので、条件は国税庁の案内で確認してみてください。

仕事を変えて、スタジオで働く場合

スタジオに社員として入り、研修を受けながら教える道もあります。ホットヨガスタジオを運営する会社の中には、正社員ヨガインストラクターの応募資格を「経験、学歴不問」として、入社後の研修で指導を学ぶ形を案内しているところもあります。

ただ、こうした働き方ではレッスンだけでなく、受付や清掃、販売、事務などの店舗の仕事も担当します。体力面や家庭との両立も考えて選んでみてください。

仕事を続けながら学ぶ
  • 生活のリズムを大きく変えずに始められる
  • 学ぶペースを自分で選びやすい
  • 教える本数を少しずつ増やせる
スタジオに入って学ぶ
  • 現場で先輩の指導を見ながら学べる
  • レッスン以外の店舗の仕事も経験できる
  • シフトに合わせた働き方になる

年代に合う講座はどう選ぶ?

先に結論

30代・40代の講座選びは、「通い続けられるか」「欠席した時に取り戻せるか」「年代やテーマに合うコースがあるか」の3つで比べると失敗しにくくなります。

『講座がたくさんありすぎて、どれを選べばいいか分からない』という声もよく聞きます。

講座ごとに学ぶ形式や期間、テーマが違います。年代を問わず大切な点に加えて、30代・40代が特に確かめておきたい点を並べました。

講座選びで確かめること
  • 学ぶ形式は対面か、オンラインか、その組み合わせか
  • 平日の夜や週末など、自分の予定に合う日程のコースがあるか
  • 休んだ回を録画や振替で受けられるか
  • 年代やテーマ(同世代向け、アシュタンガ、アーユルヴェーダ等)に合うコースがあるか
  • 受講中に相談できる窓口と、卒業後のサポートがあるか

全米ヨガアライアンスのRYT200は、Yoga Allianceに登録されたスクールで200時間のトレーニングを修了すると申請できる、民間の登録制度です。複数の講座の時間を足し合わせて200時間にすることはできないので、1つの講座で修了まで通える計画を立てておきましょう。

講座の比べ方は養成講座の選び方でさらに詳しく紹介しています。

講座を決めるまでの流れ
  1. 経験マップで「誰に、いつ、どんなクラスを」を1行にまとめる
  2. 気になる講座の資料を取り寄せ、形式と日程を比べる
  3. 無料説明会に2つほど参加し、雰囲気と質問への答え方を見る
  4. 家族と通う日や学ぶ時間を相談し、予定に書き込む
  5. 申し込む前に、欠席時の対応と修了までの流れを確かめる

説明会では「40代から受講している方は、どんな学び方をしていますか」と聞いてみるのもおすすめです。答えから、自分が通う姿をイメージしやすくなります。

講座の中には、40代・50代から始めるアシュタンガヨガのコースや、アーユルヴェーダとヨガを両方学ぶコースなど、年代やテーマで選べるものもあります。

ただ、自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で、年代やテーマに合うコースを選んで体系的に学ぶ方法もあります。

ヨガジェネレーション RYT200講座(PR)

年代やテーマで講座を選ぶなら

ヨガジェネレーション(株式会社オハナスマイル運営)のRYT200講座は、東京・大阪のスタジオ開催とオンライン開催があり、50代・60代から学ぶコースやアーユルヴェーダ、ヨガと医療の学びなどテーマの異なるコースから選べると案内しています。担当のコンシェルジュがつき、無料説明会と資料請求があります。

無料RYT200講座の無料説明会を見る

料金や日程、コースの内容は公式サイトでご確認ください。

30代・40代から働き始める場所の探し方

先に結論

最初の教える場は、求人だけでなく、自分の経験とつながる場所から探すと見つかりやすくなります。

資格を取ったあと、『どこで教えればいいの?』と迷う方は少なくありません。

経験マップで書いた「誰に、いつ」を手がかりに、教える場を探してみましょう。

教える場30代・40代の経験とのつながり最初の一歩
スタジオ・フィットネスクラブ同世代の参加者が多い時間帯を担当しやすい求人を探し、模擬レッスンに備える
地域の公民館・サークル子育てや地域のつながりが活きる施設の利用ルールを窓口で確かめる
企業・オフィス会社員の経験が活きる知り合いの職場に短いクラスを提案する
オンライン隙間時間に教えられる知人向けに少人数の体験会を開く

求人の探し方はヨガインストラクターの求人の探し方で紹介しています。

最初の1本に向けて、準備しておきたいこと

『いざ担当が決まったら、何から準備すればいいの?』と不安になりますよね。

実は、30代・40代の方は仕事で「準備して本番に臨む」経験を積んでいることが多いんです。その感覚をそのまま使ってみてください。

準備すること具体的なやり方
レッスンの流れ導入、メインのポーズ、クールダウン、休息の順に紙に書く
声かけの台本入り方と戻り方の言葉を、ポーズごとに短く書いておく
通しの練習家族や仲間の前で、本番と同じ時間で1回通す
当日の確認会場、室温、音楽、マットの準備と、参加者への体調の一言

例えば声かけは、「息を吸って両手を上へ。吐きながら、ゆっくり前に倒れましょう」のように、一つの指示に一つの動きを乗せると伝わりやすくなります。

レッスンの前には、参加者に「今日、体で気になるところはありますか」と一言たずねておきましょう。

妊娠中の方や持病、ケガのある方には、事前にかかりつけの医師に相談してもらうよう伝えます。インストラクターは医療の判断をしない、という線引きを最初から持っておくと安心です。

ヨガインストラクターの仕事の全体像は、ヨガインストラクターとはでも紹介しています。

業務委託で働く場合は、2024年11月1日に施行されたフリーランス法で、発注する事業者に業務の内容や報酬の額、支払期日などの明示が求められています。報酬の形(1本単位、時給、月給など)とあわせて、条件を書面で受け取っておくと安心です。

よくある失敗

最初から本数を詰め込みすぎて、仕事や家庭とのバランスが崩れてしまうこと。最初は週に1〜2本を目安に始め、慣れてから少しずつ増やしていきましょう。

30代・40代が仕事や家庭と両立しながら教え始めるまでの流れを示した図解

30代・40代からヨガインストラクターを目指す人によくある相談

この章で答えること

知恵袋などで閲覧の多い相談から、30代・40代で目指す方に関わるものを3つ選び、要点をまとめて答えます。

38歳からヨガインストラクターになるのは無理?

30代後半でヨガインストラクターを目指すのは無理なのか、という相談です。

結論から言うと、年齢だけで無理と決まることはありません。資格に年齢の決まりはなく、30代後半から学び始める人もいます。

大切なのは、今の生活の中で学ぶ時間を確保できるかどうかです。説明会で日程や欠席時の対応を聞き、通い続けられる講座を選んでみてください。

40歳でスタジオの選考に通ったけれど、周りが若い人ばかりで不安

40歳でホットヨガスタジオの選考に合格したものの、若い人ばかりの中でやっていけるか不安、という相談です。

周りと年齢が違うと、気後れしてしまいますよね。ただ、スタジオに通う参加者には同世代の方もいます。

その方たちにとって、同じ年代の講師は「自分の体の悩みも分かってくれそう」と感じられる存在です。年齢を気にするより、研修で学んだことを一つずつ自分の言葉にしていくことに集中してみてください。

体力面が心配な方は、研修期間中から睡眠や水分補給などの体調管理を意識しておくと安心です。

研修で分からないことがあれば、「40代から入った先輩はいますか」と担当の方に聞いてみるのも一つの方法です。同じ立場の人の話を聞くと、気持ちがぐっと楽になります。

ヨガ講師に転職するなら、何歳までが目安?

ヨガ講師への転職は何歳までなら現実的か、という相談です。

ヨガインストラクターは、年齢で区切られる仕事ではありません。50代・60代から学び始める人向けのコースを設けている講座もあります。

ただ、雇用で働くか、業務委託や副業で始めるかによって、求められることは変わります。自分の生活に合う働き方を先に考えておくと、転職の判断がしやすくなります。

相談答えの要点
38歳からは無理?年齢の決まりはない。学ぶ時間を確保できるかで考える
若い人ばかりで不安同世代の参加者には、同じ年代の講師が心強い存在
何歳まで転職できる?年齢で区切られない。働き方を先に考える

50代以降から目指す方の話は50代・60代からヨガインストラクターになるにはでまとめています。

よくある質問

40歳からヨガインストラクターの資格を取るのに、どれくらいかかりますか?

講座によって違います。半年から1年ほどのコースが多いので、各講座の公式サイトで期間と開講スケジュールを確かめてみてください。

30代でヨガ未経験ですが、目指せますか?

目指せます。まずは受ける側として数か月ほどヨガを続け、自分に合うかを確かめてから講座を選ぶと安心です。未経験からの道は未経験からヨガインストラクターになるにはで紹介しています。

40代でも体力的に続けられますか?

担当する本数やクラスの種類で負担は変わります。最初は週に数本から始め、自分の体調に合わせて増やしていく人が多いです。

子育て中の30代・40代でも学べますか?

オンラインや週末のコースを選んで学ぶ方もいます。ライブ授業を見逃した時に録画で受けられるかを、説明会で確かめておきましょう。

40代のヨガインストラクターは、どんなクラスを担当することが多いですか?

経験によってさまざまです。同世代向けのやさしいクラスや、仕事帰りの夜クラス、シニア向けのクラスなど、これまでの経験とつながるクラスから担当していく人もいます。

まとめ

この記事の要点
  • 資格に年齢の決まりはなく、30代・40代から目指す人も多い
  • 仕事・子育て・趣味の経験を棚卸しすると、担当しやすいクラスが見えてくる
  • 30代は経験の本数を、40代は続けやすい形を意識して組み立てる
  • 講座は通い続けられるか、欠席を取り戻せるか、年代やテーマに合うかで比べる
  • 最初は週に1〜2本から始め、生活とのバランスを見ながら増やす
ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

ヨガインストラクターの仕事内容やなり方、RYT200などの資格の選び方、スタジオ・フリーランス・オンラインの働き方、レッスンの組み立て方までを整理しているヨガインストラクターの情報サイトです。 公式サイト

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