50代・60代からヨガインストラクターになるには|同世代に教える強み

50代・60代からヨガインストラクターを目指す人に向けて、同世代に教える強みを紹介する記事のアイキャッチ

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50代からヨガインストラクターを目指すのは、さすがに遅いのでは。子育てや仕事がひと段落して、これからの時間をヨガに使いたいと思っても、一歩が踏み出しにくいですよね。

結論から言うと、50代・60代から学び始める人はいますし、年代に合わせたコースを設けている講座もあります。しかも、同世代に教える時には、この年代だからこその強みがあるんです。

この記事では、その強みの活かし方と、担当しやすいクラス、講座の選び方を紹介します。

目次

50代・60代から目指すのは厳しい?

先に結論

ヨガインストラクターには国家資格がなく、年齢の決まりもありません。50歳からでも、55歳からでも、60代からでも、学ぶ道は開かれています。

『周りは若い人ばかりで、ついていけないかも』と心配する方も多いはずです。

実は、養成講座には幅広い年代の人が集まります。例えばオンラインのRYT200講座の中には、FAQで「10代から70代の方が受講」と案内しているところもあります。

50代・60代から学ぶことを前提にしたコースを設け、「ヨガを学ぶことに年齢は関係ない」と案内している講座もあるんです。

もちろん、不安がゼロになるわけではありませんよね。よくある不安と、その考え方を並べました。

よくある不安考え方
体が若い頃のように動かない教える側に必要なのは、無理のない取り方を伝える力
覚えることが多そう録画や動画で繰り返し学べる講座もある
若い講師と比べられる同世代の参加者は、同じ悩みを分かってくれる講師を求めることも
何歳まで教えられるか担当する本数やクラスの種類を選べば、長く続けやすい

50代でヨガインストラクターになった後、どんな場で教えるかによって、求められることは変わります。ここから先は、同世代に教える強みから見ていきます。

同世代に教える強みは「共感・ゆっくり・生活の話題」の3つ

先に結論

50代・60代の講師の強みは、「体の変化への共感」「ゆっくりした進行」「生活の話題」の3つです。どれも、若い頃には持てなかった力なんです。

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

『自分に教えられることなんてあるのかな』と感じる方もいるかもしれません。でも、同世代の参加者が講師に求めているものは、体の柔らかさだけではないんです。

3つの強みと、担当しやすいクラス、学んでおきたいことを並べてみました。

強み参加者が感じること担当しやすいクラス学んでおきたいこと
体の変化への共感「自分の体の悩みも分かってくれそう」やさしいヨガ、初心者クラス体の仕組み(解剖学)、段階的な取り方
ゆっくりした進行「置いていかれずについていける」シニアヨガ、チェアヨガ呼吸に合わせた進め方、休む選択肢の伝え方
生活の話題「話しやすく、また来たくなる」地域のクラス、少人数クラス参加者との会話、クラス前後の声かけ
同世代に教える3つの強みと、担当しやすいクラスを並べた図解

体の変化への共感

年齢を重ねると、朝なかなか体が動かない、前より疲れが抜けにくい、と感じる日もありますよね。

その感覚を自分で知っていることは、参加者に寄り添う時の大きな力になります。

例えば「朝は体が固まっていますよね。今日はゆっくり、いつもの半分くらいの動きから始めましょう」と声をかけられると、参加者はほっとするものです。

ゆっくりした進行

同世代の参加者には、速い流れより、一つひとつのポーズを丁寧に確かめる進め方が合うことも多いです。

自分自身がじっくり体を動かすことに慣れていると、自然とその速さで案内できます。

「急がなくて大丈夫です。息が整ってから次に移りましょう」のように、待つ言葉を持っておくと、参加者は安心して自分のペースで動けます。

生活の話題

レッスンの前後に交わす何気ない会話も、参加者が「また来たい」と思う理由になります。

家事や孫の話、季節の過ごし方など、同世代ならではの話題で打ち解けやすいのは、50代・60代の講師の強みですよね。

ただ、体調や家庭の事情に踏み込みすぎないよう、聞く側に回ることを意識しておきましょう。

例えば、こんなやり取りなら自然ですよね。

「今日は冷えますね。朝、体が動きにくくなかったですか?」
「そうなのよ。でも、ここに来ると楽しみで」

このくらいの短い会話でも、参加者は「自分のことを気にかけてくれている」と感じるものです。

補足

参加者から家庭や体の話を詳しく打ち明けられた時は、うなずいて聞くだけで十分です。アドバイスをしようとせず、体の不調の相談なら医師に、と伝えましょう。

3つの強みを活かすための準備
  • 自分の体で「動きにくい」と感じる場面をメモしておく
  • 基本のポーズを「楽な形」と「標準の形」の2段階で説明できるようにする
  • 次のポーズに移る前に、呼吸を待つ言葉を決めておく
  • クラスの前後に、天気や季節の話など気軽な一言を用意しておく

50代・60代が担当しやすいクラスと教える場

先に結論

最初は、同世代や年上の参加者が集まりやすい「やさしいクラス」「シニア向け」「地域のクラス」から始めると、強みを活かしやすくなります。

『資格を取ったとして、どこで教えればいいの?』と迷う方も多いはずです。

50代・60代の強みが活きやすい場と、最初の一歩を並べてみました。

教える場参加者の傾向最初の一歩
地域の公民館・サークル近所の同世代や年上の方施設の利用ルールを窓口で確かめる
フィットネスクラブの昼のクラス平日の日中に通う幅広い年代求人とクラス表を確かめる
高齢者施設・介護の現場椅子に座って動く方もシニアヨガやチェアヨガを学んでおく
オンラインの少人数クラス外出しにくい方、遠方の方知人向けに体験会を開く

例えば、地域の公民館で教える場合は、営利目的の利用ができるか、参加費を集めてよいかなどのルールが施設ごとに違います。窓口で先に確かめておきましょう。

最初の体験会は、知り合いを招いて小さく開く

『いきなり募集して、人が来なかったらどうしよう』と思いますよね。

そんな時は、まず知り合い数人を招いた体験会から始めてみてください。50代・60代の方は、地域や趣味、これまでの仕事でのつながりを持っていることが多いんです。

小さな体験会の開き方
  1. 友人やご近所、趣味の仲間など、声をかけやすい3〜5人を思い浮かべる
  2. 公民館や自宅の一室など、マットを敷ける場所と日時を決める
  3. 30分ほどのやさしい流れを組み、家族の前で一度通してみる
  4. 当日は最初に体調をたずね、無理をしない取り方を伝えながら進める
  5. 終わったら「分かりにくかったところはありましたか」と聞いて、メモに残す

参加した方から「次もやってほしい」と言われたら、月に1回の定期クラスにしてみるのも一つの方法です。

小さな体験会で教えた回数は、そのままスタジオや施設に応募する時の実績として話せます。「地域の体験会で何回教えた」と場と回数で伝えると分かりやすいですよ。

年上の参加者に教える時の言葉づかい

60代・70代の参加者に教える場面もありますよね。年上の方に教える時は、指示の言葉が強くなりすぎないよう気をつけましょう。

例えば「腕を上げてください」より「よろしければ、腕を楽なところまで上げてみましょう」のように、選べる言い方にすると受け取ってもらいやすくなります。

高齢者施設などで教える道はシニアヨガインストラクターになるにはで、椅子を使ったクラスはチェアヨガインストラクターになるにはで詳しく紹介しています。

60代からは「本数を絞って深く」が続けやすい

60代のヨガインストラクターとして教える場合は、本数を増やすより、担当するクラスを絞って丁寧に続ける形も選びやすいです。

『体力が続くか心配』という方は、最初は週に1本から始め、体調を見ながら決めていきましょう。

本数を絞って深く教える
  • 一つのクラスの準備に時間をかけられる
  • 参加者の顔と様子を覚えやすい
  • 体力の負担を調整しやすい
本数を増やして幅広く教える
  • いろいろなクラスの経験が積める
  • 移動や準備の時間が増える
  • 体調を崩した時の代わりを探す手間が増える
自然光の入る公民館の一室に、椅子とヨガマットが並べられた様子

年代に合う講座はどう選ぶ?

先に結論

50代・60代の講座選びは、「年代に合うコースがあるか」「体と相談しながら学べるか」「繰り返し学べるか」の3つで比べると、無理なく修了まで進みやすくなります。

『講座を選ぶ時、若い人と同じ基準でいいのかな』と思いますよね。

基本の比べ方は同じですが、50代・60代が特に確かめておきたい点があります。

50代・60代が講座選びで確かめること
  • 50代・60代から学ぶ人向けのコースや、同世代の受講生がいるか
  • ポーズの練習で、無理をしない取り方や休み方を教えてくれるか
  • 休んだ回を録画や振替で受けられるか
  • 動画やテキストを繰り返し見て復習できるか
  • 受講中に相談できる担当者や窓口があるか

全米ヨガアライアンスのRYT200は、Yoga Allianceに登録されたスクールで200時間のトレーニングを修了すると申請できる、民間の登録制度です。複数の講座の時間を足し合わせることはできないので、1つの講座で修了まで通える計画を立てておきましょう。

講座の比べ方は養成講座の選び方でさらに詳しく紹介しています。

50代・60代が養成講座を選ぶ時に確かめたい5つの点をまとめた図解
講座を決めるまでの流れ
  1. 担当したいクラス(やさしいヨガ、シニア、チェアなど)を1つ決める
  2. 年代に合うコースがある講座の資料を取り寄せる
  3. 無料説明会に参加し、同世代の受講生がいるかを聞いてみる
  4. 通う日や学ぶ時間を、家族の予定とあわせて決める
  5. 申し込む前に、欠席時の対応と修了までの流れを確かめる

説明会では「50代から受講している方は、どんなペースで学んでいますか」と聞いてみてください。答えを聞くと、自分が通う姿をイメージしやすくなります。

学び始めてからは、授業の内容をその日のうちにノートにまとめる習慣をつけておくと、復習がぐっと楽になります。覚えることが多いと感じたら、まずは基本のポーズの名前と、入り方・戻り方の声かけから押さえていきましょう。

講座の中には、50代・60代から学ぶヨガ資格のコースをオンラインでも開いているところや、各講座に相談できる担当者がついて卒業まで支えてくれるところもあります。

ただ、自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で、年代に合うコースを選んで体系的に学ぶ方法もあります。

ヨガジェネレーション RYT200講座(PR)

年代やテーマで講座を選ぶなら

ヨガジェネレーション(株式会社オハナスマイル運営)のRYT200講座は、東京・大阪のスタジオ開催とオンライン開催があり、50代・60代から学ぶコースやアーユルヴェーダ、ヨガと医療の学びなどテーマの異なるコースから選べると案内しています。担当のコンシェルジュがつき、無料説明会と資料請求があります。

無料RYT200講座の無料説明会を見る

料金や日程、コースの内容は公式サイトでご確認ください。

教え始める時の準備と安全の線引き

先に結論

同世代や年上の参加者に教える時ほど、体調の確認と「医療の判断はしない」線引きが大切になります。

参加者の年代が上がると、体の状態も人それぞれですよね。

レッスンの前には、参加者に「今日、体で気になるところはありますか」と一言たずねておきましょう。

持病やケガのある方には、事前にかかりつけの医師に相談してもらうよう伝えます。インストラクターは医療の判断をしない、という線引きを最初から持っておくことが大切です。

よくある失敗

参加者から体の不調について相談された時に、「このポーズをすれば楽になりますよ」と答えてしまうこと。体の不調については医師に相談してもらい、レッスンでは無理のない範囲で動くよう伝えましょう。

自分自身の体調管理も大切です。レッスンの前後に水分をとる、疲れている日は無理に見本を全部やらず言葉で案内する、といった工夫を持っておくと長く続けやすくなります。

場面準備しておくこと
レッスン前会場、室温、マットや椅子の準備と、参加者への体調の一言
レッスン中休む選択肢を伝え、参加者の表情や呼吸の様子を見る
見本を見せる時全部を自分がやらず、言葉の案内と組み合わせる
レッスン後参加者の様子と、分かりにくかった声かけをメモする

スタジオのオーディションでは何を見られる?

スタジオやフィットネスクラブで働く場合、模擬レッスンを含むオーディションが行われることもあります。

『年齢で見られてしまうのでは』と不安になりますよね。

ただ、模擬レッスンで見られやすいのは、声の聞き取りやすさ、流れの分かりやすさ、参加者への配慮といった点です。同世代に教える強みを、模擬レッスンの中で見せてみてください。

模擬レッスンの最初に参加者役へ体調をたずねる一言を入れるだけでも、配慮の姿勢は伝わります。

準備の仕方はオーディション対策で紹介しています。

補足

業務委託で働く場合は、2024年11月1日に施行されたフリーランス法で、発注する事業者に業務の内容や報酬の額、支払期日などの明示が求められています。報酬の形(1本単位、時給など)とあわせて、条件を書面で受け取っておくと安心です。

50代・60代からヨガインストラクターを目指す人によくある相談

この章で答えること

知恵袋などで閲覧の多い相談から、50代・60代で目指す方に関わるものを3つ選び、要点をまとめて答えます。

インストラクターに定年はある?何歳まで続けられる?

ジムなどのインストラクターに定年はあるのか、体力があれば高齢でも続けられるのか、という相談です。

雇用で働く場合は、勤め先の就業規則で定年が決まっていることがあります。一方で、業務委託や自主開催、オンラインで教える場合は、自分で担当する本数を決められます。

続けられるかどうかは、年齢より、担当するクラスの種類と本数の組み方で変わります。体調に合わせて、無理のない形を選んでみてください。

例えば、動きの多いクラスを週に何本も担当するのと、椅子を使うやさしいクラスを週に1本担当するのとでは、体の負担がまったく違います。年齢とともに担当するクラスを少しずつ変えていく、という続け方もあるんです。

48歳から資格を取って、仕事にできる?

40代後半から資格を取り、インストラクターや講師として働けるのか、という相談です。

結論から言うと、資格を取ったあとに働く道はあります。ただ、資格を取ることと、教える場を見つけることは別のステップです。

講座で学びながら、地域のサークルや知人向けの体験会など小さな場で教える経験を積んでおくと、修了後に働く場を探しやすくなります。

50歳からヨガインストラクターになるのは厳しい?

50歳でヨガ初心者だけれど、今からインストラクターを目指すのは厳しいか、という相談です。

ヨガ歴が浅い場合は、まず受ける側として数か月ほど続け、自分に合うかを確かめるのがおすすめです。

その間に、年代に合うコースがある講座の説明会に参加しておけば、学び始める時に迷いにくくなります。同世代の参加者に寄り添えることは、初心者の時期を知っている講師ならではの強みにもなります。

相談答えの要点
定年はある?雇用は就業規則による。業務委託や自主開催は本数を自分で決められる
48歳から仕事にできる?資格の取得と教える場探しは別。小さな場で経験を積んでおく
50歳からは厳しい?まず受ける側で続け、年代に合う講座の説明会へ

40代以前から目指す方の話は30代・40代からヨガインストラクターになるにはでまとめています。

よくある質問

60代からでもヨガインストラクターの資格は取れますか?

資格に年齢の決まりはありません。50代・60代から学ぶ人向けのコースを設けている講座もあるので、説明会で受講生の年代や学び方を聞いてみてください。

50代でヨガ歴が浅くても目指せますか?

目指せます。まずは受ける側として続け、体の仕組みと無理のない取り方を学ぶところから始めると安心です。

55歳から学ぶ場合、どんな働き方が多いですか?

地域のクラスやオンラインの少人数クラス、業務委託で週に数本など、担当する本数を自分で選べる働き方から始める人もいます。

体力に自信がなくても教えられますか?

見本を全部自分でやらず、言葉の案内と組み合わせる講師もいます。最初は少ない本数から始め、体調に合わせて決めていきましょう。

50歳で会社員ですが、退職前から準備できますか?

できます。会社員を続けながら週末やオンラインで学ぶ方法もあります。副業で教える場合は、勤め先の就業規則で副業の許可や届出を確かめておきましょう。

ヨガインストラクターの仕事の全体像は、ヨガインストラクターとはで紹介しています。

まとめ

この記事の要点
  • 資格に年齢の決まりはなく、50代・60代から学べるコースもある
  • 同世代に教える強みは、体の変化への共感、ゆっくりした進行、生活の話題の3つ
  • 最初はやさしいクラス、シニア向け、地域のクラスから始めると強みを活かしやすい
  • 講座は年代に合うコース、無理のない学び方、繰り返し学べるかで比べる
  • 参加者の体調を確かめ、医療の判断はしない線引きを持っておく
ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

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