マタニティヨガインストラクターになるには|資格と安全に教えるための知識

マタニティヨガインストラクターになるための資格と学ぶ順番を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部がヨガ資格の認定団体や養成講座の公式サイト、公的機関などの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内にヨガ資格講座への案内(広告)を含みます。

妊娠中や産後のママに寄り添うヨガを教えてみたい。そう考えて、マタニティヨガインストラクターについて調べている方もいますよね。

結論から言うと、マタニティヨガインストラクターになるには、まずヨガの基礎を学び、そのうえで妊娠中・産後の方に向けた専門の講座で学ぶのが一般的な流れです。

この記事では、資格の種類と学ぶ順番、そしてインストラクターが医療の判断をしないための線引きを紹介します。

目次

マタニティヨガインストラクターになるまでの流れ

先に結論

「ヨガの基礎資格」から「マタニティの専門講座」へ、2段階で学ぶのが基本の流れです。いきなり専門だけを学ぶより、教える土台が固まります。

『マタニティヨガだけを学べば教えられるの?』と思う方も多いはずです。

マタニティヨガのクラスでは、通常のヨガの知識に加えて、妊娠中や産後の方への配慮が必要になります。だからこそ、先にヨガの基礎を身につけておくことが大切なんです。

ちなみに、ヨガインストラクターに国家資格はありません。RYT200や各協会の資格は、どれも民間資格です。

マタニティヨガインストラクターになる流れ
  1. ヨガの基礎を学ぶ(RYT200などの養成講座)
  2. 通常のクラスで教える経験を少しずつ積む
  3. マタニティヨガの専門講座で学ぶ
  4. 産院や助産院、スタジオなどの連携先や教える場を探す
  5. 少人数のクラスから始め、参加前の確認の流れを整える

ヨガインストラクターの仕事全体はヨガインストラクターとはでまとめています。

産後ヨガインストラクターとの違い

マタニティヨガは妊娠中の方、産後ヨガは出産を終えた方が対象です。

講座によっては、マタニティと産後をまとめて学べるものもあります。どちらを教えたいかで、選ぶ講座が変わってきますね。

産後のクラスは、赤ちゃんを連れて参加する方も多いです。途中で授乳やおむつ替えのために抜けても気まずくならないよう、「いつでも抜けて大丈夫です」と最初に伝えておくと、参加者は安心できます。

クラス主な対象教える時に意識すること
マタニティヨガ妊娠中の方参加前に医師の了承があるか、その日の体調はどうか
産後ヨガ出産を終えた方参加前に医師に確認してもらったか、赤ちゃん連れかどうか
親子・ベビーヨガ保護者と赤ちゃん赤ちゃんの機嫌や授乳のタイミング

赤ちゃんと一緒のクラスに興味がある方は、キッズ・親子ヨガインストラクターになるにはも参考にしてみてください。

マタニティヨガインストラクターの資格の種類

先に結論

よく知られているのは、全米ヨガアライアンスのRPYTと、国内の協会が出しているマタニティヨガの資格です。どちらも民間の資格で、学ぶ形や条件が違います。

マタニティヨガインストラクターの資格は、大きく分けて次のような形があります。

資格の形内容前提になる条件
RPYT(全米ヨガアライアンス)マタニティ向けヨガの専門分野の登録RYTを先に取得していること
国内の協会の資格協会ごとの認定(例:IHTAのマタニティヨガインストラクター)協会の指定校などで学ぶ
スクール独自の講座卒業生向けのマタニティ講座などスクールごとに違う
マタニティヨガインストラクターになる流れと資格の形を示した図解

RPYTはRYTを取ってから

RPYTは、全米ヨガアライアンスの専門分野の登録の一つです。マタニティ、つまり妊婦向けヨガの指導者として登録するもので、RYTを先に取得していることが前提になっています。

つまり、まずはRYT200などで基礎を学び、そのあとにRPYTの講座で学ぶ順番です。

RYT200のあとの学び方は、RYT500・E-RYTとはでも紹介しています。

国内の協会の資格

国内では、たとえばIHTA(国際ホリスティックセラピー協会)の認定資格に、マタニティヨガのインストラクター資格があります。協会の指定校で学んで取る形です。

ヨガの資格全体の違いは、ヨガインストラクターの資格の種類でまとめています。

講座を選ぶ前に確かめること
  • 受講の条件(ヨガの基礎資格が必要か)
  • 妊娠中・産後の方への配慮を、どの範囲まで学べるか
  • 実際のクラスを見学したり、練習で教えたりする機会があるか
  • 修了後に相談できる窓口があるか

マタニティ・産後のクラスで確認することの表

先に結論

マタニティや産後のクラスでは、「参加前の確認」「レッスン中の配慮」「中止の目安は医師に確認してもらう」の3つに分けて準備しておくと、インストラクターが医療の判断をせずにすみます。

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

『もしクラスの途中で体調が変わったら、どうすればいいの?』と不安になりますよね。実は、この不安の多くは、事前の確認の流れを決めておくことで小さくできるんです。

段階インストラクターがすることインストラクターがしないこと
参加前の確認かかりつけの医師に参加を相談したかを聞く。申込書に記入してもらう「この時期なら大丈夫」と自分で判断する
レッスン中の配慮こまめに休憩をはさむ。つらい時は休んでいいと伝える「もう少しがんばりましょう」と続けさせる
中止の目安どんな時にやめるかを、医師に確認しておいてもらう体調の変化の原因を説明する
マタニティや産後のクラスで、参加前・レッスン中・中止の目安の確認を分けた図解

参加前の確認は「申込書」と「当日のひと言」

参加前には、申込書でかかりつけの医師に相談したかを確かめておきます。

そのうえで、当日も受付の時に一言たずねてみてください。たとえばこんな声かけです。

「今日の体調はいかがですか。気になることがあれば、遠慮なく教えてくださいね」

レッスン中は「休んでいい」を何度も伝える

妊娠中や産後の方は、日によって体調が変わることもあります。

レッスンの最初に「つらい時は、いつでも横になって休んでください」と伝えておきましょう。途中でも繰り返し伝えると、参加者は休みやすくなります。

体のことを聞かれた時の答え方を決めておく

クラスでは、参加者から体のことを聞かれる場面もありますよね。その場で考えると、つい自分の意見で答えてしまいがちです。

あらかじめ、答え方の型を決めておくと落ち着いて対応できます。

聞かれること答え方の例
この動きはしても大丈夫?「かかりつけの先生に一度聞いてみてくださいね。今日は無理のない形で行いましょう」
最近こんな変化があって…「教えてくださってありがとうございます。今日はお休み中心にしましょう」
いつ頃まで参加できる?「先生と相談しながら決めてみてくださいね」

答え方の型があると、インストラクターが医療の判断をしてしまうことを防げます。参加者にとっても、毎回同じように対応してもらえる安心感につながるんです。

クラスの流れの一例

マタニティのクラスは、休憩を多めにとった、ゆったりした流れで組むことが多いです。たとえばこんな流れです。

マタニティクラスの流れの一例
  1. 受付で体調をたずね、申込書を確かめる
  2. 座って呼吸を整え、楽な姿勢を探す
  3. クッションや壁を使いながら、ゆったりした動きをする
  4. 横向きなど楽な姿勢で、ゆっくり休む
  5. 最後に体調をたずね、気になることがないかを聞く

道具やポーズの選び方は、講座で学んだ内容と施設の決まりに合わせて決めましょう。

よくある失敗

参加者に「この動きをすると楽になりますよ」と、体の変化を約束するような声かけをしてしまうこと。体の状態は一人ひとり違います。インストラクターは医療判断をしない、という線を守りましょう。

教える場所と、テーマ別に学ぶ方法

先に結論

マタニティヨガを教える場所は、スタジオ、産院や助産院と連携したクラス、地域の講座、オンラインなどです。どこで教えたいかを先に考えておくと、学ぶ講座も選びやすくなります。

『資格を取ったら、どこで教えればいいの?』という方も多いはずです。

マタニティヨガのクラスは、通常のクラスより少人数で開かれることが多いです。参加者一人ひとりに目を配れるからなんです。

教える場所特徴準備すること
ヨガスタジオ通常クラスと並行して担当しやすいスタジオの受け入れ基準を確認する
産院・助産院との連携専門職と連携しやすい施設の決まりに合わせて進める
地域の講座・自主開催少人数で始めやすい申込書と連絡の流れを整える
オンライン移動しなくても参加できる画面越しに体調を確かめる声かけ

女性のライフステージに合わせた働き方は、女性がヨガインストラクターとして長く働くにはで紹介しています。

テーマごとに学べる講座を選ぶ

マタニティヨガを教えたいなら、ヨガの基礎とあわせて、テーマごとの講座を学び続けられる場があると心強いですよね。

たとえば、卒業後にマタニティヨガやシニアヨガ、解剖学などの講座で学び続けられると案内しているスクールもあります。

ただ、自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で、体系的に学ぶ方法もあります。

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マタニティヨガインストラクターについてよくある相談

この章で答えること

知恵袋などで閲覧の多い相談から、マタニティヨガを教えたい人の悩みを3つ選び、要点をまとめて答えます。

マタニティヨガのインストラクターとして実際に働くには?

資格を取ったあと、実際にマタニティヨガのインストラクターとして働くにはどうすればいいか、という相談です。

結論から言うと、いきなりマタニティ専門で働くより、通常のクラスで教える経験を積みながら、マタニティのクラスを増やしていく人が多いです。

スタジオで担当を任されるには、通常のクラスでの経験が見られることもあります。まずは教える経験を積み、受け入れているスタジオや施設に相談してみてください。

普通のヨガとマタニティヨガの内容の違いは?

ヨガとマタニティヨガで、内容がどう違うのかを知りたい、という相談です。

マタニティヨガは、妊娠中の方に向けて、休憩を多めにとり、ゆったりした動きと呼吸を中心に組み立てることが多いクラスです。

参加前に医師に相談しているかを確かめる、体調の変化に合わせてすぐ休めるようにする、といった配慮が加わる点も違いです。

RYT200の「ベーシック」と「アドバンス」はどちらを先に?

ヨガのインストラクターを目指していて、基礎のコースと上級のコースのどちらを受ければいいか、という相談です。

まずは基礎のRYT200から学ぶのが一般的な順番です。マタニティのRPYTも、RYTを先に取得していることが前提になっています。

相談答えの要点
実際に働くには?通常クラスで経験を積みながら、マタニティのクラスを増やす
ヨガとの違いは?休憩多め・ゆったりした動き・参加前の確認が加わる
どのコースから?基礎のRYT200から。RPYTはRYTが前提

よくある質問

マタニティヨガインストラクターの資格は国家資格ですか?

いいえ、国家資格ではありません。RPYTや各協会のマタニティヨガの資格は、どれも民間の資格です。

出産経験がなくてもマタニティヨガを教えられますか?

出産経験を条件にしていない講座もあります。大切なのは、妊娠中・産後の方への配慮を学び、医療判断をしない線引きを守ることです。

妊娠中の参加者から体のことを聞かれたら、どう答えればいいですか?

インストラクターは医療判断をしません。「かかりつけの医師に相談してみてくださいね」と伝え、その日は無理をしないよう声をかけましょう。

産後ヨガインストラクターの資格は別に取る必要がありますか?

講座によって違います。マタニティと産後をまとめて学べる講座もあるので、受講前に学ぶ範囲を確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • マタニティヨガインストラクターには、ヨガの基礎から専門講座へ2段階で学ぶのが一般的
  • RPYTは全米ヨガアライアンスの専門分野で、RYTの取得が前提
  • 参加前の確認・レッスン中の配慮・中止の目安を分けて準備する
  • 妊娠中・産後の参加者には、かかりつけの医師に相談してもらう
  • インストラクターは医療判断をしない、という線を守る
ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

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