チェアヨガインストラクターになるには|椅子ヨガを教える場所と進め方

チェアヨガインストラクターになる方法と、椅子ヨガを教える場所と進め方を紹介する記事のアイキャッチ

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床に座るのがつらい方や、仕事の合間に体を動かしたい方にも、ヨガを届けてみたい。そんな思いでチェアヨガインストラクターを調べている方もいますよね。

結論から言うと、チェアヨガインストラクターになるには、ヨガの基礎を学んだうえで、椅子を使う進め方と安全確認を身につけるのが近道です。

この記事では、椅子ヨガが活きる場面、椅子の選び方と安全確認、クラスの組み方を順番に紹介します。

目次

チェアヨガインストラクターになるには

先に結論

チェアヨガは、椅子に座ったまま、または椅子につかまって行うヨガです。教えるには「ヨガの基礎」と「椅子を使った進め方」の両方を学んでおくと安心です。

『椅子に座ってできるなら、簡単に教えられそう』と思う方も多いはずです。

実は、椅子を使うからこそ気をつけたいことがあります。椅子の高さや安定、参加者の座り方によって、動きやすさが大きく変わるんです。

ヨガインストラクターに国家資格はなく、名乗るのに必須の資格もありません。チェアヨガの講座や資格も、民間の団体やスクールがそれぞれ出しているものです。

チェアヨガインストラクターになる流れ
  1. 自分でヨガを続け、基本の呼吸とポーズに慣れる
  2. ヨガの基礎を学ぶ(RYT200などの養成講座)
  3. 椅子を使う進め方を、講座や練習で身につける
  4. 家族や知り合いを相手に、椅子ヨガの練習クラスをする
  5. 地域の講座や企業、施設など教える場を探す

ヨガインストラクターの仕事の全体像は、ヨガインストラクターとはでまとめています。

椅子ヨガインストラクターとして教える強み

椅子ヨガの良さは、場所を選ばないことです。マットを敷くスペースがない会議室や、床に座るのがつらい方が多い場でも開けます。

服装も普段着のままで参加しやすいので、「ヨガは初めて」という方の入口にもなります。

教える側にとっても、マットや大きな道具を持ち歩かずにすむのはうれしいところ。会場に椅子さえあれば、出張のクラスも組みやすくなりますよ。

チェアヨガが活きる場面のチェック表

先に結論

チェアヨガがよく活きるのは「シニア向け」「オフィス」「日常の運動の入口」の3つの場面です。場面ごとに、椅子の選び方と動きの確認のポイントが変わります。

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

『チェアヨガを覚えたけれど、どこで役立つのか分からない』という方は、次の表で自分が教えたい場面を考えてみてください。

場面参加者の様子椅子の選び方動きの確認
シニア向け床に座るのがつらい方もいる肘掛けがなく、脚がしっかりした椅子立ち上がりはゆっくり、背につかまって
オフィス仕事着のまま、短い時間で参加する会議室の椅子。キャスター付きは避ける机にぶつからない間隔をとる
日常の運動の入口ヨガが初めての方、運動から離れていた方自宅にある安定した椅子呼吸を止めずに動けているか
チェアヨガが活きるシニア・オフィス・日常の運動の3つの場面と、椅子の選び方を並べた図解

シニア向けのクラスでは「立つ動き」に注意

シニア向けのクラスでは、座ったままの動きを中心にしつつ、椅子の背につかまって立つ動きを少し入れることもあります。

立つ動きの時は、「つらい方は座ったままで大丈夫です」といつでも選べるようにしておきます。シニア向けの進め方は、シニアヨガインストラクターになるにはで詳しく紹介しています。

オフィスでは「短く・スーツのまま」

オフィスでのチェアヨガは、昼休みや会議の前など、短い時間で行うことが多いです。

仕事着のままでもできる動きを選び、汗をかくほどの動きは控えておくと参加しやすくなります。企業向けのクラスの進め方は、オフィスヨガ・企業向けヨガの講師になるにはで紹介しています。

日常の運動の入口として

『運動から離れていたけれど、少し体を動かしたい』という方にとって、椅子ヨガはちょうどいい入口です。

自宅の椅子でもできるので、クラスで覚えた動きを家で続けてもらいやすいのも良いところですね。

教える場の探し方

チェアヨガを教える場は、自分から声をかけて作っていくことも多いです。最初の一歩は、身近なところから考えてみましょう。

教える場を探す手順
  1. 教えたい場面(シニア・オフィス・初心者)を一つに決める
  2. 15分ほどの体験クラスの流れを作っておく
  3. 地域の公民館や、知り合いの職場などに体験クラスを提案する
  4. 体験のあとに、参加者や担当者の感想を聞いて流れを直す
  5. 定期のクラスにできないか相談する

提案する時は、「椅子があればどこでもできます」「普段着のままで参加できます」と伝えると、受け入れる側もイメージしやすくなります。

椅子の選び方と安全確認

先に結論

チェアヨガで最初に確かめるのは椅子です。安定していて、座った時に足の裏が床につく高さかどうかを、クラスの前に一つずつ確認しましょう。

椅子が不安定だと、どんなに丁寧に教えても動きが落ち着きません。クラスの前の確認が、そのまま安全につながります。

クラスの前に椅子を確かめる
  • キャスター(車輪)が付いていないか
  • 脚がぐらつかず、床にしっかり接しているか
  • 座った時に、足の裏が床につく高さか
  • 肘掛けが動きのじゃまにならないか
  • 隣の椅子と、両腕を広げてもぶつからない間隔があるか

足が床に届かない場合は、足元にブロックや厚めの本を置くと安定します。座面がすべりやすい時は、ヨガマットを畳んで敷くのも一つの方法です。

よくある失敗

キャスター付きの椅子でチェアヨガをしてしまうこと。体をひねったり前に倒したりする時に、椅子が動いて体勢を崩すことがあります。会場の椅子は事前に確かめておきましょう。

動きの安全確認は「呼吸」と「選べる」

動きの最中は、参加者の呼吸が止まっていないかを見てみてください。息を止めて力んでいる時は、動きが大きすぎるサインです。

表情も大事な手がかりです。眉の間にしわが寄っていたり、歯を食いしばっていたりしたら、「少し小さめに動いてみましょう」と全体に声をかけてみてください。名指しせずに全体へ伝えると、参加者も気負わずに調整できます。

声をかけるなら、こんな言い方がおすすめです。

「腕は肩の高さまででも大丈夫です。呼吸が楽な範囲で動いてみましょう」
「ひねる時は、背すじを伸ばしたまま、ゆっくり戻ってきてくださいね」

体調が気になる方や、持病がある方が参加する時は、インストラクターが判断せず、事前にかかりつけの医師に相談してもらうよう伝えておきます。

チェアヨガのクラスの組み方

先に結論

チェアヨガのクラスは「座って呼吸」「座ったまま動く」「椅子につかまって立つ(選べる)」「座って休む」の流れで組むと、無理なく進められます。

『椅子ヨガのクラスをどう組めばいいか分からない』という方は、次の流れを参考にしてみてください。

チェアヨガのクラスの流れの一例
  1. 椅子の位置と安定を確かめ、深く座って呼吸を整える
  2. 首・肩・手首・足首を、座ったままゆっくり動かす
  3. 座ったまま、腕を上げる・体をひねる・前に倒す動きをする
  4. 椅子の背につかまって、立つ動きを少し行う(座ったままでも可)
  5. 座って目を閉じ、呼吸を感じて休む
クラスの長さ向いている場組み方の目安
10〜15分オフィス・会議の前呼吸と座ったままの動きだけ
30分地域の講座・オンライン座ったままの動きを中心に、最後に休む
45〜60分シニア向けのクラス立つ動きも少し入れ、休憩をこまめにはさむ
チェアヨガのクラスを、座って呼吸から座って休むまでの流れで示した図解

クラスの組み立て方全体は、ヨガレッスンの組み立て方で詳しく紹介しています。

床のヨガとの違いを知っておく

チェアヨガは、床のヨガのポーズを椅子の上でできる形に置きかえたものが多いです。だからこそ、もとのポーズの形や体の使い方を知っていると、置きかえ方の引き出しが増えます。

床のポーズを椅子の上に置きかえる時の考え方を、いくつか並べてみました。

床のヨガでの動き椅子での置きかえ方の例声かけの例
立って両腕を上げる座ったまま両腕を上げる「肩が上がらないところまででOKです」
床に座って体をひねる椅子に浅く座り、背もたれに手をそえてひねる「背すじを伸ばしてから、ゆっくりひねりましょう」
前に体を倒す座ったまま、太ももに手をおいて前に倒す「お腹と太ももを近づけるように、ゆっくり」
片足で立つバランス椅子の背につかまって、かかとを少し上げる「つかまったままで大丈夫です」
横になって休む座ったまま目を閉じ、手をひざに置く「肩の力を抜いて、呼吸を感じてみてください」

置きかえの形は一つではありません。参加者の様子を見ながら、その場でいくつかの選択肢を出せると、クラスがぐっと進めやすくなります。

『椅子ヨガだけ教えたいのに、床のヨガも学ぶ必要がある?』と思うかもしれません。ただ、基礎を知っているほど、参加者に合わせた選択肢を出しやすくなるんです。

自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で、体系的に学ぶ方法もあります。

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チェアヨガインストラクターについてよくある相談

この章で答えること

知恵袋などで閲覧の多い相談から、チェアヨガやヨガの資格に関する悩みを2つ選び、要点をまとめて答えます。

チェアヨガ講座の資格で、個人のオンラインレッスンはできる?

チェアヨガインストラクター講座で資格を取ったら、個人でZoomなどのオンラインレッスンをしてもいいのか、という相談です。

結論から言うと、講座によって決まりが違います。修了した資格の名前を使ってクラスを開く時の条件を、講座側に確かめておきましょう。

オンラインで教える時は、参加者の椅子や周りの安全を画面越しに確かめる声かけが大切です。「始める前に、椅子の周りに物がないか見てみてくださいね」と最初に伝えておくと安心ですよ。

ヨガの資格の違いがよく分からない

ヨガの資格についてよく分からず、どれを選べばいいのか知りたい、という相談です。

ヨガの資格は、どれも民間の資格です。団体ごとに学ぶ内容や取り方が違うので、名前だけで選ばず、教えたい場面に合うかで比べてみてください。

チェアヨガを教えたい方なら、椅子を使う進め方や、シニア・オフィスなど教えたい場面の内容を学べるかを確かめると選びやすくなります。

相談答えの要点
オンラインで教えられる?資格の名前を使う条件は講座ごとに違う。講座側に確かめる
資格の違いが分からないどれも民間資格。教えたい場面に合うかで比べる

よくある質問

チェアヨガインストラクターに資格は必要ですか?

名乗るのに必須の資格はありません。ただ、施設や企業で教える時は、どこで何を学んだかを聞かれることがあるので、学んだ内容を説明できるようにしておきましょう。

チェアヨガを教えるのに、どんな椅子を用意すればいいですか?

キャスターが付いておらず、脚がしっかりした椅子が向いています。座った時に足の裏が床につく高さかどうかも確かめておきましょう。

チェアヨガは床のヨガより簡単ですか?

床に座らなくていい分、参加しやすいクラスです。ただ、椅子の安定や座り方の確認など、教える側が気をつけることはたくさんあります。

オフィスで教える時は何分くらいがいいですか?

昼休みや会議の前なら10〜15分ほどが目安です。仕事着のままできる、汗をかかない程度の動きを選びましょう。

チェアヨガのクラスに、ヨガマットは必要ですか?

椅子だけでも行えます。座面がすべりやすい時や、足元を安定させたい時に、畳んだマットやブロックを用意しておくと便利です。

まとめ

この記事の要点
  • チェアヨガインストラクターは、ヨガの基礎と椅子を使う進め方の両方を学ぶ
  • チェアヨガが活きるのは、シニア・オフィス・日常の運動の入口の3つの場面
  • キャスターなし、足の裏が床につく高さの椅子を選ぶ
  • 呼吸が止まっていないか、動きを選べるかを確かめながら進める
  • 体調が気になる方には、医師に相談してもらう
ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

ヨガインストラクターの仕事内容やなり方、RYT200などの資格の選び方、スタジオ・フリーランス・オンラインの働き方、レッスンの組み立て方までを整理しているヨガインストラクターの情報サイトです。 公式サイト

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