ピラティスとヨガインストラクターの違い|両方教える時の考え方

ピラティスとヨガインストラクターの違いと、両方を教える時の考え方を紹介する記事のアイキャッチ

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ヨガとピラティス、どちらのインストラクターを目指そうか迷っている。あるいは、両方教えられるようになりたい。そんな方もいますよね。

結論から言うと、ヨガとピラティスは似て見えても、大切にしていることや学ぶ資格が違います。両方教えたいなら、まず一つの基礎を固めてから、もう一方を重ねるのが無理のない順番です。

この記事では、ヨガ・ピラティス・バレエ系のエクササイズの違いを比べ、両方を教える時の考え方を紹介します。

目次

ピラティスとヨガのインストラクターは何が違う?

先に結論

ヨガは呼吸・ポーズ・瞑想を通して心と体を整えることを大切にし、ピラティスは体の中心を意識しながら、体を思い通りに動かす練習を大切にする、とよく説明されます。教える側に求められることも、それに合わせて変わります。

『ヨガとピラティスって、結局どこが違うの?』と思う方も多いはずです。

どちらもマットの上でゆっくり体を動かすので、参加者から見ると似ていますよね。ただ、インストラクターとして教える時には、クラスの目的や声かけがかなり違ってくるんです。

ちなみに、ヨガインストラクターに国家資格はなく、名乗るのに必須の資格もありません。RYT200や各協会の資格は、どれも民間資格です。ピラティスの資格も、ヨガとは別の団体や養成コースで学ぶ形になります。

ヨガインストラクターの仕事の全体像は、ヨガインストラクターとはでまとめています。

教える側から見た一番の違い

教える側から見ると、一番の違いは「クラスの中で何を感じてもらうか」です。

ヨガのクラスでは、呼吸に意識を向けたり、最後に休息のポーズや瞑想の時間をとったりして、心が落ち着く時間も大切にします。

ピラティスのクラスでは、体の中心や背骨の動きを意識して、一つひとつの動きを丁寧にコントロールすることに重きが置かれます。

声かけの違いを例で見る

違いは、インストラクターの声かけに一番よく表れます。同じ「腕を上げる」動きでも、言い方はこんなふうに変わります。

場面ヨガの声かけの例ピラティスの声かけの例
動きの始まり「吸う息で、ゆっくり腕を上げていきましょう」「お腹を軽く引き込んだまま、腕を上げます」
動きの途中「呼吸を感じながら、そのまま3呼吸」「肩がすくまないように、背骨は長いまま」
終わり「目を閉じて、体の感覚を味わってみてください」「元の位置まで、コントロールしながら戻しましょう」

どちらが良い悪いではありません。参加者に何を感じてほしいかで、言葉の選び方が変わるんです。

クラスの準備も少し違う

ヨガのクラスでは、照明を落とす、静かな音楽を流すなど、落ち着ける空間づくりを大切にすることが多いです。

ピラティスのクラスでは、動きを細かく見られるよう、参加者の配置や鏡の位置を気にかけることがあります。スタジオによっては、専用の器具を使うクラスもあります。

ヨガ・ピラティス・バレエ系を4つの観点で比べる

先に結論

「目的」「呼吸」「動きの特徴」「資格」の4つで並べると、それぞれの違いと、自分が教えたいものが見えてきます。

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。

『どれを教えたいか決められない』という方は、次の表で自分が大切にしたいことに近いものを探してみてください。

観点ヨガピラティスバレエ系エクササイズ
目的呼吸・ポーズ・瞑想で心と体を整える体の中心を意識し、思い通りに動かすバレエの動きを取り入れ、姿勢や所作を整える
呼吸ゆったりした呼吸と動きを合わせる動きに合わせて呼吸のリズムを決めることが多い音楽に合わせた動きの中で呼吸を続ける
動きの特徴ポーズを保ち、最後に休息をとる小さな動きを丁寧に繰り返す音楽に合わせた流れのある動き
資格RYT200や各協会の民間資格ピラティスの団体ごとの民間資格団体や教室ごとの民間資格
ヨガ・ピラティス・バレエ系エクササイズを、目的・呼吸・動きの特徴・資格で比べた図解

バレエヨガインストラクターという選び方

バレエの経験がある方の中には、バレエの動きとヨガを組み合わせたクラスを教える人もいます。

バレエで身につけた姿勢や、音楽に合わせて動く感覚は、クラスづくりに活かせます。一方で、ヨガとして教えるなら、呼吸やポーズの基礎は別に学んでおきたいところです。

流派によってもヨガのクラスは変わる

ヨガの中にも、ゆったりした流派から、動きの多い流派までいろいろあります。動きの多いヨガのクラスは、ピラティスに近いと感じる方もいるかもしれません。

ヨガの流派ごとの違いは、ヨガの流派別インストラクターで紹介しています。

両方教えたい時の学ぶ順番

先に結論

両方を教えたいなら、まず一つの基礎を固めることが先です。どちらから始めるかは、「どこで教えたいか」と「どちらのクラスが好きか」で決めると迷いません。

『同時に両方学んだ方が早いのでは?』と思う方もいますよね。

ただ、二つを同時に学ぶと、呼吸の合わせ方や声かけの言葉が混ざりやすいんです。一つを教えられるようになってから、もう一つを重ねる方が、それぞれの良さを伝えやすくなります。

両方教えたい時の学ぶ順番
  1. ヨガとピラティスのクラスを、参加者として何度か受けてみる
  2. 「好き」「教えたい」と感じた方の基礎を先に学ぶ
  3. その一つで、教える経験を積む
  4. もう一方の養成コースで学ぶ
  5. 二つのクラスを、分けて担当するか組み合わせるかを決める
ヨガとピラティスの両方を教えたい時に、学ぶ順番を示した図解
先に学ぶもの向いている人教える場の例
ヨガから呼吸や瞑想の時間も大切にしたい人ヨガスタジオ・地域の講座・オンライン
ピラティスから体の使い方を細かく伝えたい人ピラティススタジオ・フィットネスクラブ
バレエの経験を活かす音楽と姿勢を大切にしたい人カルチャースクール・フィットネスクラブ

体験クラスで確かめたいこと

どちらから学ぶか迷う時は、参加者としてクラスを受ける時に、次のことを意識してみてください。

体験クラスで確かめること
  • クラスが終わった時、どちらの方が「人に伝えたい」と感じたか
  • インストラクターの声かけのうち、まねしたいと思った言葉は何か
  • 自分の生活の中で、どちらの練習なら続けられそうか
  • 教えたい場(スタジオ・フィットネスクラブ・地域)にどちらのクラスがあるか

受けたあとに、感じたことを数行メモしておくと、比べる時に役立ちます。

ヨガの資格全体の違いは、ヨガインストラクターの資格の種類でまとめています。

よくある失敗

一つのクラスの中で、ヨガとピラティスの説明を混ぜてしまうこと。参加者はどちらのクラスを受けているのか分からなくなります。クラス名と内容をそろえておきましょう。

両方教える時の働き方と、基礎を学ぶ方法

先に結論

両方教えられると、担当できるクラスの幅が広がります。フィットネスクラブなどでは、ヨガとピラティスの両方のクラスを持つ働き方もあります。

フィットネスクラブでは、一つの施設でヨガとピラティスの両方のクラスが開かれていることも多いです。両方担当できると、時間割の中で任せてもらえるクラスが増えることも。

フィットネスクラブで教える時の流れは、フィットネスクラブ・ジムでヨガを教えるにはで紹介しています。

両方教えるメリット
  • 担当できるクラスの幅が広がる
  • 参加者に合わせて、合う方を案内できる
  • 体の使い方の説明に引き出しが増える
気をつけたいこと
  • 学ぶ時間と費用が二つ分かかる
  • 二つの練習を続ける時間の確保が必要
  • 声かけや呼吸の合わせ方が混ざりやすい

時間割の組み方の例

両方のクラスを持つ時は、同じ日に続けて担当するか、曜日で分けるかを考えておきましょう。

組み方良いところ気をつけること
同じ日に続けて担当する移動が少なく、1日にまとめられる頭の切り替えに、間に短い休憩をとる
曜日で分けるそれぞれのクラスに集中しやすい練習の時間を両方確保する
施設ごとに分ける施設ごとの決まりを覚えやすい移動時間を含めて予定を組む

続けて担当する時は、クラスの前に「次はピラティス」と自分に一言言い聞かせるだけでも、声かけが混ざりにくくなりますよ。

いくつかのスタジオでクラスを持つ時の考え方は、ヨガインストラクターの掛け持ち・副業で紹介しています。

ヨガから始めるなら体系的に

ヨガから始めると決めた方は、呼吸・ポーズ・解剖学・指導法をまとめて学べる講座を選ぶと、あとでピラティスを重ねる時にも土台になります。

ただ、自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で、体系的に学ぶ方法もあります。

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ピラティスとヨガについてよくある相談

この章で答えること

知恵袋などで閲覧の多い相談から、ピラティスとヨガのインストラクターを目指す人の悩みを3つ選び、要点をまとめて答えます。

今はヨガよりピラティスの方が流行っている?

ヨガの資格を取ろうと考えているけれど、今はピラティスの方が流行っているのでは、という相談です。

流行りは時期によって変わるので、どちらが有利とは言い切れません。それより、自分が続けられるのはどちらか、教えていて楽しいのはどちらかで選ぶ方が、長く続けやすいものです。

迷ったら、両方のクラスを参加者として何度か受けてみてください。教える自分を思い浮かべやすい方が、今のあなたに合っているはずです。

未経験でもピラティスやヨガのインストラクターになれる?

転職を考えていて、ピラティスやヨガをやったことがないけれど、インストラクターになれるか、という相談です。

結論から言うと、未経験から学び始める人もいます。ただ、教える前にまずは参加者として続けて、自分の体で動きを知っておくことが大切です。

スタジオによっては、未経験から社員として入り、研修で指導を学ぶ道もあります。求人の条件をよく読んで、研修の内容を確かめてみてください。

バレエをしてきた人がピラティスやヨガに進むのはなぜ?

バレエダンサーの多くが、最終的にピラティスやヨガなどの体の使い方を学ぶ方向に進むのはなぜか、という相談です。

バレエで身につけた姿勢や体を細かくコントロールする感覚は、ピラティスやヨガの動きと重なるところがあります。だからこそ、経験を活かしやすいと感じる人が多いのかもしれません。

相談答えの要点
ピラティスの方が流行り?流行りより、自分が続けられる方で選ぶ
未経験でもなれる?学び始める人もいる。まずは参加者として続ける
バレエからなぜ進む?姿勢や体のコントロールの感覚が重なるから

よくある質問

ヨガとピラティスの資格は一緒に取れますか?

多くの場合、別々の養成コースで学びます。両方を扱う講座もありますが、学ぶ時間や修了の条件はそれぞれ確かめておきましょう。

ピラティスとヨガ、どちらから学ぶのがいいですか?

どこで教えたいか、どちらのクラスが好きかで決めるのがおすすめです。迷ったら、両方のクラスを参加者として受けてみてください。

バレエの経験はヨガインストラクターに活かせますか?

姿勢や音楽に合わせて動く感覚は、クラスづくりに活かせます。ヨガとして教えるなら、呼吸やポーズの基礎は別に学んでおくと安心です。

両方教えると、クラスの説明が混ざりませんか?

混ざりやすいので、クラス名と内容をそろえ、それぞれの呼吸の合わせ方や声かけを分けておくのがコツです。

ヨガインストラクターがピラティスの動きをクラスに取り入れてもいいですか?

クラスの説明と内容がそろっていれば、工夫として取り入れる人もいます。ただ、ピラティスのクラスとして案内するなら、ピラティスの基礎を学んでからにしましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ヨガとピラティスは似て見えても、大切にしていることと資格が違う
  • 目的・呼吸・動きの特徴・資格の4つで比べると、教えたいものが見える
  • 両方教えたいなら、一つの基礎を固めてからもう一方を重ねる
  • バレエの経験は、姿勢や音楽に合わせた動きとして活かせる
  • 一つのクラスの中で、二つの説明を混ぜない
ヨガインストラクタードットコム

ヨガインストラクタードットコム 編集部

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