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グループのクラスで教えていると、『一人ひとりにもっと合わせて教えたい』と感じる瞬間がありますよね。
結論から言うと、パーソナルヨガインストラクターは、事前のヒアリングから内容づくりまでを一人のために組み立てる仕事で、グループとは準備のしかたが大きく変わります。
この記事では、1対1レッスンの進め方と、グループとの違いをお伝えします。
パーソナルヨガインストラクターとは?
パーソナルヨガインストラクターは、1人の参加者に向けて、その人の目的や体の状態に合わせたレッスンをする講師です。マンツーマンのため、細かな声かけや姿勢の確認がしやすいのが特徴です。
ヨガインストラクターには国家資格がなく、パーソナルを名乗るために必須の資格もありません。
ただ、1対1では参加者の体を間近で見て、その場で内容を変えていく力が求められます。基礎のポーズや体の仕組みを学んでおくことが、自信につながります。
パーソナルで教える場所
| 教える場所 | 特徴 | 準備しておくこと |
|---|---|---|
| スタジオのパーソナル枠 | スタジオが予約を受け付ける | スタジオのルールと料金の流れを確かめる |
| レンタルスペース | 自分で場所を借りて行う | 予約の方法と、マットなど道具の運搬 |
| 参加者の自宅への出張 | 移動の負担が参加者にない | 床の広さや家具の配置を事前に聞く |
| オンライン | 自宅同士をつないで行う | カメラの位置と通信環境を一緒に確かめる |
『自分で教室を持っていないとできないのでは?』と思う方もいるはずです。
実は、レンタルスペースやオンラインを使えば、教室を持たずに始めることもできるんです。
オンラインでの教え方はオンラインヨガインストラクターの始め方で紹介しています。
報酬の形とルールを先に決める
スタジオのパーソナル枠で教える場合は、報酬の形は施設との契約で決まります。業務委託なら、業務の内容や報酬の額、支払期日を書面で受け取っておきましょう。
自分で受ける場合は、料金の受け取り方も自分で決めることになります。
| 決めておくこと | 選び方の例 |
|---|---|
| 料金の受け取り方 | 1回ごと、回数券、月ごとのまとめ払いなど |
| 支払いの時期 | レッスンの前か、当日か |
| キャンセルの扱い | 何日前までなら日程変更できるか |
| 会場代や交通費 | 料金に含めるか、別にするか |
ルールは最初に文章で伝えておくと、あとで気まずくなりにくいです。
グループとパーソナルは何が違う?4つの観点で比べる
違いは「事前ヒアリング」「内容の作り方」「安全配慮」「続けてもらう工夫」の4つで見ると分かりやすいです。グループは多くの人に合う形を考え、パーソナルは目の前の1人に合わせて組み立てます。
同じヨガのレッスンでも、人数が1人になると考えることがかなり変わります。
| 観点 | グループレッスン | パーソナルレッスン |
|---|---|---|
| 事前ヒアリング | 開始前に体調を一言たずねる程度 | 目的、運動の習慣、気になるところを時間を取って聞く |
| 内容の作り方 | 多くの人が動ける流れを先に用意する | ヒアリングをもとに、その人専用の流れを組む |
| 安全配慮 | 楽な形と進んだ形を全員に示す | 動きを間近で見て、その場で負荷を調整する |
| 続けてもらう工夫 | クラスの雰囲気や時間帯の通いやすさ | 前回からの変化を一緒に振り返る |

パーソナルで教える良さと大変なところ
- 一人ひとりに合わせて内容を変えられる
- 細かな姿勢の確認や声かけがしやすい
- 参加者との信頼関係を深めやすい
- 1回ごとの準備に時間がかかる
- 参加者を自分で集める場面が多い
- 相手の予定変更の影響を受けやすい
『1人だけなら楽そう』と思われがちですが、準備の手間はむしろ増えることが多いです。そのぶん、続けてくれる人との関係は深くなります。
1対1レッスンの進め方
パーソナルレッスンは「ヒアリング」「流れづくり」「当日の調整」「振り返り」の4段階で進めます。特に最初のヒアリングが、レッスンの中身を大きく左右します。
『最初に何を聞けばいいのか分からない』という方のために、進め方を順番に紹介しますね。
- 初回の前に、目的や運動の習慣、気になるところを聞く
- ヒアリングをもとに、その人に合う流れを組む
- 当日は動きを見ながら、強さやポーズをその場で調整する
- 終わったら、感じたことを一緒に振り返る
- 次回の目安と、自宅でできる簡単な動きを伝える
ヒアリングで聞くこと
ヒアリングは、問診のような堅い形にしなくて大丈夫です。会話の中で自然に聞いていきましょう。
- ヨガを受けようと思ったきっかけと、目指したいこと
- これまでの運動の習慣と、ヨガの経験
- 体で気になるところや、動かしにくいところ
- 妊娠中かどうか、通院中のことがあるか
- 受けたい時間帯と、続けたい頻度
聞き方の例を挙げると、こんな感じです。
「ヨガでどんな時間を過ごせたらうれしいですか」
「体で気になるところがあれば、教えてください」
このように、相手が答えやすい形で聞くと、本音を話してもらいやすくなります。
初回のヒアリングは、レッスンの最初の時間に会話で行う方法と、事前に簡単な質問票を送っておく方法があります。質問票を使う場合も、当日に口頭でもう一度確かめると、書ききれなかったことを話してもらえます。
健康に関わることの線引き
ヒアリングで、妊娠中であることや持病、ケガの話が出ることもあります。
その場合は、事前にかかりつけの医師に相談してもらうよう伝えましょう。インストラクターは医療の判断をしない、という線引きが大切です。
相手の体の悩みを聞いて、「このポーズで良くなりますよ」のように効果を約束してしまうこと。インストラクターは医療の判断をする立場ではありません。「無理のない範囲で、気持ちよく動ける形を一緒に探しましょう」と伝えるくらいがちょうどいいです。
当日の調整のしかた
1対1では、相手の呼吸や表情がよく見えます。
息が止まっている、顔がこわばっている、といったサインに気づいたら、すぐに楽な形に戻してもらいましょう。
例えば「今の形で、呼吸は楽にできていますか。少しでもきつければ、膝を曲げて大丈夫です」と声をかけると、相手も伝えやすくなります。
オンラインの1対1で気をつけること
オンラインでも1対1のレッスンはできます。ただ、画面越しだと体の向きや足元が見えにくくなりがちです。
- カメラに相手の全身が映る位置になっているか
- 自分の声がはっきり聞こえているか
- マットの周りに、ぶつかりそうな家具がないか
- 通信が切れた時の連絡方法を決めているか
『画面だと細かいところまで伝わらないかも』と感じたら、横向きと正面の2つの向きで同じポーズを見せてもらうと、姿勢がつかみやすくなります。
続けてもらうための工夫
パーソナルを続けてもらうには、毎回の小さな変化を一緒に見つけることが大切です。押しつけずに、次回が楽しみになる終わり方を心がけましょう。
『一度来てくれても、続けてもらえるか不安』という声もよく聞きます。
ここが大事なところです。続けてもらうために強く勧めるより、相手が自分の変化に気づけるように手伝うほうが、自然と次につながります。
| 工夫 | 具体的なやり方 |
|---|---|
| 変化を言葉にする | 「前回より呼吸が深くなっていましたね」と伝える |
| 自宅での宿題 | 1つか2つの簡単な動きを紹介する |
| 記録を残す | 毎回の内容と相手の感想をメモしておく |
| 次回の予定 | 終わりに次の日程の候補を相談する |
記録は、相手の名前、行った流れ、気づいたこと、次回やりたいことの4つを書く程度で十分です。
日程変更が続いた時の向き合い方
パーソナルは相手の予定に合わせる分、日程変更が続くこともあります。
そんな時は責めるのではなく、「最近お忙しそうですね。続けやすい頻度に変えてみましょうか」と相談してみてください。頻度を落としてでも続けてもらうほうが、お互いにとって良い場合も多いんです!
続けて来てもらうための発信や紹介の広げ方は、ヨガインストラクターの集客でまとめています。
『毎回メモを取るのは面倒』と感じるかもしれません。ただ、数回分たまると、相手がどんな流れを好むのかが見えてきて、組み立てがずっと楽になります!
パーソナルを始める前に学びを固める
1対1では、相手の体の状態に合わせてポーズを選び、強さを変える場面が多くなります。
そのためには、ポーズの段階的な取り方、体の仕組み、安全面の配慮を、体系的に学んでおくと安心です。
自己流の練習だけでは、人に教えるための順番や安全面の配慮まではつかみにくいもの。全米ヨガアライアンスの認定校で体系的に学ぶ方法もあります。
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パーソナルヨガについてよくある相談
知恵袋などで見かける、パーソナルで教えることにまつわる相談を3つ選び、要点をまとめて答えます。
パーソナルトレーナーとヨガインストラクターは両立できる?
パーソナルトレーナーとヨガインストラクターの両方の仕事を続けられるか、という相談です。
両方の仕事をしている人もいます。体の使い方を見る目は、どちらの仕事でも役立つからです。
ただ、ヨガのレッスンでは呼吸や休息の時間も大切にします。トレーニングとは目的や進め方が違う部分があることを意識して、使い分けるとよいでしょう。
パーソナルでは、どうやってメニューを組んでいるの?
パーソナルレッスンを受けていて、教える側は一人ひとりの希望や状態に合わせて、どうメニューを組んでいるのか気になる、という相談です。
多くの場合、最初のヒアリングで目的や気になるところを聞き、そこから流れを組み立てます。そして毎回の様子を見て、次回の内容を少しずつ変えていきます。
教える側を目指すなら、受ける側として感じたことをメモしておくと、自分が教える時の参考になります。
ご近所の人に教えるのに、資格は必要?
スタジオやジムではなく、近所の人を集めて教えることに資格が必要か、という相談です。
名乗るのに必須の資格はありません。ただ、人の体を預かる以上、安全面の知識は身につけておきたいところです。
自宅やレンタルスペースで教える場合の準備は、ヨガ教室を開く準備で紹介しています。
| 相談のタイプ | まずやること |
|---|---|
| トレーナーと両立したい | ヨガとトレーニングの目的の違いを意識する |
| メニューの組み方を知りたい | ヒアリングと振り返りを毎回行う |
| 近所で教えたい | 安全面の知識と会場のルールを確かめる |

よくある質問
パーソナルヨガインストラクターに資格は必要ですか?
国家資格はなく、名乗るのに必須の資格もありません。ただ、1対1では体の状態に合わせて内容を変える力が求められるので、基礎と安全面を学んでおくと安心です。
パーソナルレッスンはどこで教えますか?
スタジオのパーソナル枠、レンタルスペース、参加者の自宅への出張、オンラインなどがあります。場所ごとに準備することが違うので、始めやすいところから選びましょう。
初回のヒアリングでは何を聞けばいいですか?
ヨガを受けたいきっかけ、運動の習慣、体で気になるところ、妊娠中かどうかや通院中のこと、受けたい時間帯などを聞きます。健康に関わることは、医師に相談してもらうよう伝えましょう。
グループとパーソナル、両方教えてもいいですか?
両方教える人もいます。グループでは多くの人に合わせる力が、パーソナルでは一人に合わせる力が身につくので、お互いに役立ちます。
まとめ
- パーソナルヨガインストラクターは、1人の目的や体の状態に合わせて教える講師
- グループとの違いは、事前ヒアリング、内容の作り方、安全配慮、続けてもらう工夫で見る
- 進め方は、ヒアリング、流れづくり、当日の調整、振り返りの4段階
- 健康に関わることは医師に相談してもらい、効果を約束しない
- 小さな変化を一緒に見つけることが、続けてもらう一番の工夫





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